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誰しも一度は。「オツに澄ましている」

ちょっと前まで、私は気取っていた。
言い換えると、お高くとまっていた。

大手企業に入社し、はたまた上流の仕事をする企業ということもあり、気取っていた。
本心では、企業名で評価されることに違和感を感じつつも、企業名でちやほやされることに5年も居ると、いつの間にか染まってしまっていたように思う。※正確に言うと、女性では企業名を言ってもちやほやされないのだが。「おお!すごい!」という反応は得られる。本当は、何もすごくないのだが。

中途で入社した同世代の元同僚にも言われたことがある。
気取ってるよ、と。

気取ってるにもいろいろな表現があるもので。こんな表現もあることを知った。

オツに澄ましている

漢字に変換すると、乙に澄ましていると書くのだが、皮肉さも現れていて笑ってしまう。
でも、過去の自分を反省する表現としては使えそうだと思いながら脳の引き出しに収めることにした。


自粛生活にも慣れ、落ち着いて家に居ると、自分の時間が増える。
なんだか、少し前まで慌ただしく出回っていた自分が可愛らしく思えてきた。そうなってくると、今取り組みたいこと、今自分に足りないことが何なのか、そんなことを考えられる時間が増える。

自分の心の声に耳を澄まして過ごすとは、とても有意義なものだ。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」を始めました。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだもりやみほさん。私は、月~土までのうち、火・木・土を担当しています。

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