アニメーション映画について考える休日

Good morning!

先日の台風は、映画「天気の子」のワンシーンのようだ!
と、にわかに沸き立っているとか。
確かに、なるほどな なんて冷静に思ったりもする。

幼い頃、映画館なんて贅沢すぎて行ったことがなかった
地元には2つも映画館があるというのに…
塾から帰る駅前のバス停で、映画館の上映ポスターを見ては
映画館で映画を観ることに憧れていた

そんな私が初めて映画館で観た映画は、「もののけ姫」だった
ただ、殺生シーンや戦闘シーンを観ると夢に出てきて苦しくて苦手だった私は、映画館の暗闇で冒頭のアシタカの流鏑馬を観ることすらしんどくてたまらなかった
おそらく、当時、「もののけ姫」のPRや世間の評判から父が気になって、連れて行ってくれたのだと思う
うわぁい!映画館だ!という興奮した私と裏腹に、外に出るのがめんどくさいと腰が重かった姉は、映画が終わったあと、誰よりも目をキラキラさせて足が軽やかだったことを覚えている
一方の私は、もちろんげんなりしていた
お父さん、私がああいうの苦手だって知ってるのに何故連れてきたの!とすら思っていた
その次に映画館で観たのは、当時の塾のクラスみんな(といっても5人くらい)で観た「千と千尋の神隠し」だった
まさに、作品のターゲット層だった私は、千と千尋の世界観に呑まれたし
あんな作品を作りたいと誰よりも目に生命を宿らせて映画館を出た
あの夏、受験勉強の合間は、ずっとそのことばかり考えていた
夏休みの自由研究も、影響された物語を1作品書いて世界観に浸っていたくらいうだ

それくらい、ジブリっ子だった

宮崎駿・高畑勲、そして鈴木敏夫、久石譲…そのチームに憧れて色んな本を読んだ
彼らの描く絵は、少女漫画で見るような架空の絵とは全然異なるもので、図書館で最新号の「りぼん」を読んでいた私にとっては衝撃だった
そうこうしていると、細田守監督の「時をかける少女」が巷を騒がせた
そんな影で、新海誠監督の「言の葉の庭」や「秒速5センチメートル」が一部のファンの間で高評価だった

スタジオジブリが描く世界観、細田守監督が描く世界観、新海誠監督が描く世界観は、全く違う
ここをわかりやすい例えで説明できるほど綺麗に整理はできていないけれど、スタジオジブリよりも細田守監督、新海誠監督作品が盛り上がる今、私は時の流れを感じている

ちょっとさみしいけれど、そういうもんかな

あ、スタジオジブリ作品に関して言えば、やはりキャッチコピーも素敵だった
特に糸井重里さんの魔女の宅急便は秀逸ですね

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」

あと、「火垂るの墓」も。

作品としては、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」が群を抜いて素晴らしい
遅ればせながら、ご冥福をお祈りします…

ありゃ、長くなりましたね
よくないよくない
とはいえ、何より、台風被害に遭われた方々が1日でも早く普段の生活に戻れますこと、願ってやみません…

Have a good weekend!

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。