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死ぬこと以外かすり傷について。たまに重症も負います。

「死ぬこと以外かすり傷」
という言葉を座右の銘にしている人は多いと思う。実際自分も高校生の時にこの言葉を聞いて、なんてカッコいいの!なんて思って座右の銘にしていた過去がある。

ただピチピチの高校生時代を過ぎ、まだ卒業してからたった6、7年しか経っていない私ですが、この言葉には違和感しか感じなくなってしまった。

死んでしまうということは一時的、または永久的にこの世から、この肉体を持った自分という存在が居なくなってしまうことで、しばらくこの世には戻ってこれない。人によってはもう2度とこの世にはこれない人もいるであろう。
確かに「今世の最終地点の死」という観点から見ると、「死」以外のイベントなんてかすり傷なのかもしれない。
でも「現在進行形の生きている」という観点から見ると、親しい人が亡くなってしまうとか、仕事での大失敗とか失恋とか親や友達を傷つけてしまったとか、かすり傷か?って思うことが沢山。だから死ぬこと以外かすり傷なんかじゃ無いんですよ。重症を負って、しばらく立ち直れないことも良くあるから。でも重症を負っても、「生きる」ことに対する希望さえ捨てなかったら、上手くはいかないかもしれないですが、なんとか生きていけるのです。誰かがきっと手を差し伸べて救ってくれる時も来るのです。そんな愛しい人生を傷つきながらも頑張って生きていきたいなと思うのです。

byゆきまる


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