想い出の杏仁豆腐。
こんにちは~ちいさなちいさな雑貨屋さんsweetmarronです。
こちらは天気が曇っていてどんより。
そんな日は楽しかった週末を思い出しています。
実は少し前に誕生日を迎えたんです。
私には家族以外に毎年誕生日をお祝いしあう友人がおりまして。
(勝手に老後友達と決めています、笑)。
この友人がセレクトしてくれたお店でゆったりとランチを食べてきました。
この日は友人が当日までのお楽しみということで、ウキウキそわそわ。
で、たどり着いたのは中華の名店「聘珍楼」。
なんと個室を予約してくれてコースランチを堪能してきました。
折角なので写真を!
前菜。
この真ん中のえびの下のザーサイがものすごくフレッシュで美味でした。
帆立の貝柱とフカヒレのスープ。
えのきもシャキシャキ!
牛肉の豆鼓炒め。お肉が柔らかくてびっくり!
青梗菜のカボチャクリーム煮。青梗菜がこんなに美味しいのか!と言うくらい美味しかった!
炒飯。辛めの肉味噌がパラパラのチャーハンにマッチしていて美味しかったです。
そして後は誕生日プレート的なデザート(花火付き)と杏仁豆腐でした。
なぜ今日のタイトルなのかと言うと、私は牛乳が嫌いで杏仁豆腐も苦手なんです。
ですが、私がまだ20歳そこそこの頃に働いていた会社で、凄く凄く悲しいことがありました。
その時に私の事を可愛がってくれていた、経理の女性が「ここの杏仁豆腐は絶品だから、一度食べたら忘れられなくなるよ」と言われて連れて行ってくれたのがこの聘珍楼。
当時勤めていた場所の近くの聘珍楼でした。
まだ若くてそんなお店知らなかった私には超高級なお店!
そこで既にお局級に割と怖かったその経理の女性が、美味しいランチをごちそうしてくれながら〆の杏仁豆腐に差し掛かる前に私に言いました。
「仕事をしていたら色々辛いこととか理不尽なことが山ほどある。そんな時は「今より辛いことはないと思いなさい」。私はいつもそうしてる。みんなに強いと言われている私だって色々乗り越えてきているのよ」
と。
私はそのころそこまで大げさでもないかもしれない?!とか割と思ってしまったんですが(本当にそういうところが残念な自分!!)。
その時20歳だった私もかれこれ20年以上働いていて、その言葉に支えられたことが山ほどありました。
自分の後輩や部下が思い悩んでいる時も、私もそんな時に言われた言葉があるのよと、同じようにその言葉を告げたこともありました。
段々と聘珍楼に行く回数も減り、食べに行く機会も減ったけど、牛乳嫌いな私が食べられるのは聘珍楼の杏仁豆腐だけなのは今も変わらず。
数十年ぶりに友人が連れて行ってくれた聘珍楼で私の思い出とも再会できたのでした。
今はもう辛い~苦しい!と思うような煩わしい仕事は私の手の中にはないんです(笑)。
それもこれもきっと周りの人達のお陰なんだなあなんて、ふと思った誕生日のお祝いランチの日でした。
私が喜ぶことをずっと考えてくれていた老後仲間と勝手に呼んでいる友人にも感謝しています。
ゴージャスなランチやプレゼントも本当に嬉しい。だけど、私が喜ぶようにと一生懸命考えてくれたことが一番の贈り物だなあとしみじみ感じた一日でした。
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