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メンバーへの仕事の任せ方~実践編~

先日、「メンバーへの仕事の任せ方」について投稿させていただきました。
メンバーへの仕事の任せ方

おそらく、マネジメントに関わる多くの方が迷われていることではないかと思っております。類に漏れず私も毎回葛藤しておりました。

そんな私がキャリアの中で師と仰ぐ元上司からいただいた、
任せ方のコミュニケーションの型についてご共有したいと思います。

「任せるときのコミュニケーションには2種類しかない」
と教わりました。
それを聞いたときの私は( ゚д゚)ポカンとしてしまったことを覚えております。

型1:得意だから任せる

メンバーに仕事を任せるときの1つ目のコミュニケーションは、
「Aさんは〇〇が得意だから、これをやってもらえないかな」
という形で相手が得意だから任せるという型です。

メンバーが得意だからこそ、アウトプットの質も早いでしょうし。
スピードも他のメンバーや自身がやるよりも早いことが想定されます。
だから、得意なメンバーにお願いしたい、というのは任される相手にとっても、「自分がこれができるから任されたんだ」と受け取ってもらえるので、自信にもなります。

型2:苦手だから任せる

2つ目の任せ方の方は
苦手だから任せる
というものになります。

1つ目と矛盾するように感じられるかもしれませんが、そうではありません。
苦手だからこそ、それを克服・成長してもらうために任せたい、という育成の思いを載せるのです。
「Bさんに〇〇を任せたいと思います。あまり得意ではないかもしれないけれど、今後のキャリアを考えたときにできるようになった方が良いですし、チームとしてもできるようになってもらいたいのです。だからチャレンジして欲しいと思います。進め方で迷ったら相談に乗りますし、サポートはしますから」

苦手な業務でも、成長のためと言われれば、任されたメンバーも何とか頑張ろうと思ってくれます。仮にうまくいかなくても、挑戦したこと自体は次につながりますし、その姿勢はチームの他のメンバーにも伝播していくものです。

さて、非常に簡単でしたね。
私もこの2種類の型を教えていただいてからはメンバーに仕事を任せる際には葛藤することなく、任せることができるようになりました。

任せ方に悩む管理職の方の一助になれば幸いです。

甘党人事

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