新卒でコンサルティングファームを目指すときに知っていてほしいこと
私は立場上、新卒採用・中途採用の面接官をさせていただくことが多くあります。
面接官をしていると、いくつか気がつくことがあるのですが、本日は特に新卒や未経験でコンサルティングファームを目指す上で知っておいた方が良いことを残しておきたいと思います。
コンサルティングは客商売である
大切なことをまずお伝えしておくと、
コンサルタントのお仕事は、
「経営者に対してドヤ顔でアドバイスをして、ありがたがられながら高いお金をもらう」
というものではありません。
まっっったく異なります。
むしろ、経営者・役員からの半ば無理・無茶な依頼に対して、
クライアントの現場の抵抗や反発に遭いながらも、なんとか応えていくというものです。
決して、ドヤ顔で「経営のアドバイス」をするお仕事ではありません。高いお金はもらえると思いますが。
なぜクライアントはコンサルティングファームに依頼するのか
コンサルティングファームはクライアントにコンサルティングサービスを提供して、その代価としてフィーをいただいています。
ではなぜ、クライアントは自社で取り組まずに、コンサルティングファームに依頼するのでしょうか。
理由は2つ。
①自社ではできない
②自社ではやりたくない
これだけです。わざわざ高いフィーを支払うには、それだけの理由があります。そして、そのフィーからコンサルタントへの高い給与が支払われています。
なので、契約の範囲内であれば、ハードな依頼でも受けなくてはなりません。(ですので、契約での握りがとても大切です。)
必然、急な対応が求められることもありますし、プロジェクトでトラブルがあれば夜遅くだろうが打ち合わせしますし、経営陣とのMTGの際には数日前からパワポの確認と修正を何度も行います。
「予定があるんで帰ります」
なんてことができないことも多々あります。
納得いかないこともあります。
大切なのはコンサルタントの納得ではなく、クライアントの納得だからです。
感謝されないこともあります。
クライアントは一枚岩ではないからです。感謝してくれる人もいますが、非難してくる人もいます。無関心な人もいます。
もう一度。
コンサルタントは客商売です。
甘党人事
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