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【Lesson 10】作品の適切な硬さを知ろう

◆◆◆この講座の対象者◆◆◆
・羊毛フェルトの基本技術を身につけたい初心者
・表現の幅を広げたい中級者
・下記の講座を受講済みの方

 Lesson 7 では、羊毛フェルト作品の標準的な硬さについて学びました。また、作品の硬さは制作者が自由に決定できることにも触れました。
 今回は、作品の硬さについてより深く理解し、表現の幅を広げるための礎としましょう。

1.いろいろな硬さ

 ここに、同じ大きさの3つのフェルトボールがあります。

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 これを順に指で圧迫してゆきます。

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 すると、いちばん左のボールは大きく変形しましたが、真ん中のボールは十分に形を保っており、右端のボールに至っては全く形が変わっていません。

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 この真ん中のボールは、Lesson 7 で解説した「標準的な硬さ」のフェルトボールです。それよりも柔らかいのが左のボール、最も硬いのが右のボールということになります。

 一般に、作品は制作者の癖によって硬くも柔らかくもなりますが、モチーフに応じて適した硬さがあることについてはあまり語られていません。Atelier sweet cocoa の受講生は、作品の硬さに個性を反映させるだけでなく、意図して硬さをコントロールできる技術を身につけてゆきましょう。

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