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個人店がSNS用の動画を作るいくつかのポイント

動画の時代だ!と言われて少し経ちましたが、モバイル通信企画も5G(10倍の速度、同時多接続、低遅延)になるので、ますます動画を見る敷居が低くなっていくとのことです!

どうしよ ガンガン動画見られちゃう!!

というわけで、まずは私が作った動画。インスタの写真ガチャガチャしているのでどの口が言ってるんだと思われてしまいますが。。。


撮影に必要なモノ

・一眼レフカメラ
・単焦点レンズ
・あれば三脚
・あれば指向性マイク


雰囲気は「背景をぼかす」ことで得られます。バッドノウハウに聞こえそうですが、質感を産み集中してほしい部分に自然とフォーカスさせることができます。背景をぼかすには単焦点レンズが必要です。

各メーカーには別名「撒き餌レンズ」なるものが存在しています、レンズとしては安い価格で明るいf値で手軽に撮影する楽しさを得られるエントリーレンズです。別名「沼の入り口」。ちょっと検索するとレンズ沼にはまった大人たちが大量に見つかることでしょう。

ちなみに私は Nikonの中級機と言われるD7000に撒き餌レンズAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gを使っています。このレンズはだいたい2万円くらいで手に入れることができますよ!

最近のスマホはデュアルレンズがトレンドになってきていて、スマホだけでも被写界深度を調整してボケのあるものが取れるかもしれません。


動画を見てくれる時間を念頭に

動画を作ったらみんなが見てくれるか!と言われれたら答えはNO!開始数秒で興味がわかなければユーザーは離脱してしまいます。
そしてあまり長い動画も見てくれません。SNSに投稿することを考えて15秒から30秒くらいで簡潔にまとめていきましょう!

これは自分がユーザーだったら広告に近い動画はガンガン飛ばしてしまうという経験を思い浮かべればすぐわかりますよね! ただ、クライアントワークをしているとよくわかるのですが、自分のことになるとこの意識の欠落が顕著になります。短く簡潔に。(私の記事はダラダラしてますが)


ストーリーを頭に描く

ストーリーがないとユーザーはみてくれないので、簡単でもいいからコンテを書いてストーリー構成をします。コンテ化することで撮影するべきシーンがわかりやすくなります。
今回でいえば、私の頭の中はこんな感じのコンテになっていました。(当時は書いていない)

上に戻るのが面倒だとおもうので再掲載(猫の声も入ってるよ!)

1、ベットから起きる
2、お湯が沸く
3、コーヒー豆を挽く
4、コーヒーを淹れる
5、カップに注ぐ
6、キメ

このイメージで取っていきました。編集上15秒に収まらず取り去ったシーンや、そもそも取れなかったシーンもありまして、1番、3番はなかったことになってます。



ストーリーを考えるコツ

ストーリーはどうやって考えるのがいいか。
まずは「伝えたいこと」はなんなのか?ユーザーに想起させたいことはなんなのか。を考えることです。ちょうどカスタマージャーニーマップと同じだと思います。

私のこの動画の場合は「コーヒーを日常的に入れている感」を見て、見た方自身に置き換えてもらい、コーヒーを身近に感じて淹れてもらいたいなという思いがありました。

伝えたいこと「コーヒーは身近・コーヒーを淹れてもらいたい」
想起させたいこと「コーヒーを自分で淹れているイメージ」


カット割りや演出を考える

シチュエーションやカット割りなどは映画を参考にするのがおすすめです。
ベットから起きてスリッパを履く」「目覚ましを止める」は映画にはよくあるシチュエーションです。もっと言えば私の動画は何かの映画でみたものの寄せ合わせです。

この動画の中でもドリッパーにピントを寄せていくなどの簡単なテクニックがはいっています。(指向性マイクじゃないのでズームの音も入ってますが)

また、三脚を使えば固定された綺麗な絵が撮れますが、ライフスタイルに寄り添う場合はこの動画のようにすこし揺れている演出が効果的な場合もあります。生活感・ライブ感ですね。



私は時々(能力的に撮れないけれど)映画撮るんだったらこんな映画撮りたいなーと思うんですが、だいたい「パリジュテーム」の第5話『16区から遠く離れて』ウォルター・サレス&ダニエラ・トマス監督の作品をただ脳内トレースしてるだけだったりします。オリジナリティどこ行った。

コレをファンデーションに、ついた先で幾重にも厳重に鍵や南京錠のかかった部屋を時間をかけて開けてゆき、最後ボタンを1回押したら、時間をかけて鍵を締めなおして遠く離れた家に帰っていくっていう荒唐無稽な映画とりたいなとか思ってます。(多分これも別の映画の何かのイメージです)
余計な話をしました。


編集時に一番大切なこと

個人店だと Adobe系を持っていることのほうが稀だと思うので、imovieやその他の動画ソフトを想定して言えば トランジションは使わない これが鉄則です。

同じ動画にトランジションをてんこ盛りにして見ました



トランジションを使うと簡単にクオリティを下げることができます
どうも、エントリー動画ソフトは「派手なトランジションをつけるのがいいこと」という思想で設計されているように思います。
たしかに、すごく動くと「やってる感」「作った感」がでますが、タイミングや文脈や見え方をきちんと計算してる場合はよいのですが、多くの場合入れたらかっこいいかなと思ったからという理由なので「なくていい」ものです。

映画や動画のプロの作品を見てると、だいたいブツッと切り替わる方法が多いようにみうけられるので、特別な意図がない場合はトランジションは使ってもフェードインやディゾルブ程度(見ている人が効果を意識しないトンラジション)に考えるのが良いと思います。


決まりごとを作る


ワンモアシングス!この動画でいえば、最後にロゴが出てきて消えます。
動画の始まりにあってもいいとは思いますが、動画のフォーマットとして決まりごとを作り投稿する動画全てに適用しておくと、ユーザーがアカウントを意識せずにたまたまみた動画でも「ああコレってあの人(店)の動画だったんだな」とわかるようになります。
反復は覚えてもらうには有効な手段だとおもうので、決まりごとを1つ作って見ましょう!



まとめ

・動画は短く15-30秒
・ストーリーを考える
・トランジションを使わない
・決まりごとを作る

たいして動画もつくってないし、上手い動画もとってない人が偉そうにいいましたが、参考になれば! ま、スマホで簡単に動画撮るのが一番はやいんですけどね(もともこもない)


最後に、水出しコーヒー用のチルアウトなムービーでお別れです。
自然風、自然音を最大限に生かした(たまたま入った)動画です。
音ありがおすすめです!


早く暖かくなれ!!


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