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Wood(Good)な社会は森の保全から。日本の森を守る3つのプロジェクト

コロナ禍の今、CO2排出量の削減や気候変動に対する施策は、世界的にますます加速しています。

WWFによると、新しいウイルスの感染拡大は、地球温暖化や森林伐採などの環境問題とも深く関係しているそう。

そこで今回注目したいのは、森林保全と木材の活用です。

イギリスでは、木材業界の事業者が結束し、環境負荷を減らすために、あらゆる建築やプロダクト製作において、木材の使用を推奨する「Wood for Good 」というキャンペーンが始まっているそう。

同キャンペーンのウェブサイトによると、木材の活用はCO2を削減する良いサイクルを回していくそう。

植えた木が大気中のCO₂を吸収 → その木材を建物や製品などに活用することで、木材の需要が高まる → 需要の増加に伴い植林が増え、より多くのCo2が吸収される。

育つ過程でCO2を吸収する木材を使用することで、製作過程などにおいてCO2を排出する材料よりも、環境に優しいという一面もあります。

業界全体で力を合わせて森を守りながら木材の使用を推奨し、環境問題の改善に貢献しているキャンペーン。日本でも、このような動きはあるのでしょうか?

実は、日本においては、国産の木材が十分に活用されず、地方の高齢化などによる後継不足で森の手入れも行き届いていないという問題が、長く叫ばれています。

私たちを花粉で悩ませる杉をはじめ、森林資源は豊富にあるにも関わらず、国内における木材の自給率はたったの3割ほど。さらに手入れのされていない森はCO2吸収への貢献も限定的になります。

国産の木材の利用は、地球環境の改善だけでなく、地方創生にもつながるのです。とはいえ、日本の森林の活用において、私たちにできることって、イメージがつきにくいですよね。

そこで今回は、イノベーティブな視点で森林の保全と活用に貢献する3つの日本発プロジェクトを紹介します!

日本の森を守る! Wood(Good)な プロジェクト3選

1:RELIFE THE PROJECT - 東北の森を生き返らせる -

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地元の良質な「資源(木材)」「才能」「職人」を掛け合わせ、その土地にしかない付加価値の高いものを生み出すプロジェクト。スタンドバイホームは、このプロジェクトを通して森を生き返らせるとともに、故郷である東北の活性化にもつなげています。

ふるさとの木をムダなく使う。それが、暮らしと地域を豊かにする。

スタンドバイホームのメンバーは、「地域の資源をムダなく使うことで、暮らしと地域を豊かにする。ふるさとの森の無垢材をふんだんに用いて家を建てています。山を整備し、木を育て、使ったら、また植林する。地域木材を使うことが、荒れ果てた森の生命を救うからです。」と語っています。

1本の木が木材として十分な大きさになるまでには、数年から数十年という長い歳月がかかり、一度でも人が手を入れた森では、木を適切に間引き、育て、伐採し、使ったらまた植えるというサイクルを常に繰り返すことが重要です。

この森を整備する際に出る間伐材を使って地元ブランドの商品を開発し、より多くの人に届けるため活動するRELIFE THE PROJECT。応援したい人は、是非、サイトからプロジェクトの詳細をチェックしてください。

2:WeMori - 世界初の環境アクションApp -

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環境アクティビストの清水イアン氏を代表に2019年より始動した日本発の国際非営利団体weMORIが開発した、携帯からアプリをダウンロードし、誰でも簡単にアクセスし、森の保護・再生のために貢献できるアプリ WeMori 。

これまでは面倒だった「寄付」をするという行為を、携帯アプリからワンタップで寄付できるように限りなく簡単にし、その先で生まれたインパクトを可視化します。また、ユーザーから最低限の手数料(寄付の3%程度)以外を森林プロジェクトに回し、森林へのサポートをより身近にしてくれる優れたアプリです。

クラウドファンディングのKickstarterを活用し、2020年10-11月の英語版のアプリローンチを目指し、現在では、750万円以上の支援を集めることに成功しました。

彼らの今後の活動に注目です。instagramでも活動のアップデートをしているのでフォローしてみてください!

3:Hygge Circle Ugakei by Nordisk - 宇賀渓の自然でHYGGE(ヒュッゲ)を描く

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世界のメディアにも注目を集め始めている Nordisk プロデュースによる三重県に2021年開業予定の広大なアウトドアフィールド「Hygge Circle Ugakei by Nordisk」。「HYGGE(ヒュッゲ)」とは、デンマーク語で「居心地が良い空間」「楽しい時間」を指す言葉です。

まだ詳細は定かではありませんが、広大なフィールドで展開される様々なエリアでサステナブルな工夫を取り入れて準備を進めているとのことで、今後も注目すべきプロジェクトです。

VICEでは、もののけ姫の世界観だと注目されるくらい幻想的なこの空間。情報を追って、開業したらぜひ訪れてみたいですね。

記事:NPO法人スワックトーキョー Hiro 


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