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音痴は治る?→よっぽどのことがない限り、治ります

今日も少しだけボイストレーニング的なお話を。

題名にも書いたんですが、

「私は音痴なんだ」

と、いう方。
それは一生治らない、と思っていますか。

僕の経験則から話せる限りでは、よっぽどのことがない限り、音痴は治せます。

そもそも、音痴とはどういう状態のことをさすのかによって、治るのか治らないのか、の基準は変わってきますので、そこをとりあえず書きます。

ここでいう音痴とは

「音程」や「リズム」が取れない

ということを指すとします。

この2つが理由なのであれば、先ほどの「音痴は治せる」という経験則が当てはまります。

が、たとえば。

歌が上手く歌えない
(音程、リズムはある程度取れている)

とかは、ここでいう音痴とは別のことです。
ここは、もちろん向上させることはできますが、少しセンスが必要になってきます。

この二つ、何が違うのかというと。
考え方が数学的なのか、国語的なのか、ということです。

『…は?』

って思った方いると思うのですがww
ちゃんと説明します、笑笑


学生の頃のテストの採点基準を考えてみると、とてもわかりやすいです。

音程や、リズムというのは、数学とか算数と一緒で、必ず1つの答えがあります。
テストで、「1+1=2」と書いて、バツをされたら流石に怒りますよね?笑

しかし、歌が上手いかどうかは、各々で個人差があります。
国語の記述問題が、一人一人、一字一句同じであったらマルにならない、なんてことになったら、これはこれで怒りそうです。
採点者次第で、マルバツの基準が若干違ったと思います。

要するに。
治せる音痴というのは「1+1=2」という、必ずある答えが導き出せていない、ということになります。簡単に言えば、1+1=2であるということを覚えればおしまいです。

それが覚えられないから苦労してるのは重々承知していますw
が、なぜそれが合わせることができないのか。

概ねの回答としては、楽器のそれで言えば、チューニングが合っていないのだと思います。
簡単にいうと、1+1、という問いに対して、本人は2と答えてるつもりなのに、別の答えを書いてしまっている、ということですね。

合っている音を鳴らしているのに、違う音が鳴ってしまうことをチューニングがずれている、というと思うのですが。
音痴になってしまっている人のほとんどが、このチューニングのずれが原因です。

チューニングを合わせる方法はいろいろあるのですが。
一番その方法を決めるのに大きい要素はチューニングが合っているか合っていないかがわかっているかどうかです。

合っていないのがわかっていて合わせられないのであれば、合わせ方を覚えれば確実に良くなります。
1+1=2と書いているつもりなのに、何故か2にならない、ということがわかっていれば、2にするにはどうすればいいかを考えればいいだけです。

しかし、合っているかどうかすらわからない場合は、まずその答えが間違っているのだ、というところの認識を作らないといけません
この場合は、1+1=2であることすらわかっていない、もしくは2以外の答えを書いているということが見えていない状態なので、まずはそこを意識する必要がありますよね?

自分が音痴だと思う、言われてしまうあなたは、どちらのタイプでしょうか?

これがわかれば、音痴を治す第一段階はクリアしたも同然です。
ぜひ、自分の歌を見直してみてください!
自分だけでわからない時は、ぜひ誰かに聞いてもらうことをお勧めします!


最近では情勢の影響もあって

「カラオケに行った時恥ずかしいから、音痴なのを直す必要がある」

なんてことは少なくなったかもしれません。


でも、いつか訪れたその時のために。
自分の耳と声のチューニングを合わせていってみてくださいね!

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