【23年8月前半振返り】サラリーマンでも出来る再現性の高い資産形成ノンフィクションエンターテイメント
8月前半はサテライト枠のポートフォリオ調整に動きました。
コアは不動。積立内容も金額も変えずに、手取り給与の45%を自動買い付け設定により粛々と投資信託(オールカントリー、emaxis slim米国株、楽天VTI)の積み上げを励行しています。
今が短期の調整なのか、今後中期的に風向きが変わったのかは分かりませんが、日々の観察は状況変化を察知して動くためにしていますので、サテライト枠の範囲内でちょっと動いたという感じです。
”買いはゆっくり、売りは素早く”
この格言を頭に留め、冷静な判断を下していきたいと思います。
■起きている事
●米国10年債利回り動向
警戒しないとならない水準です。もう少しで新波動入りということで、株価にはネガティブに作用しています。
また8月2日に格付け会社のフィッチが米国債のレーティングを「AAA」から「AA+」に格下げしました。
米国債が格下げをされるのは過去2度目で、非常に稀です。前回の格下げをされた2011年8月には米国債が逆に買われていました。
●米国株式マーケット動向
金利上昇と逆に株価は元気がありません。教科書通りの展開か。これが短期的な調整なのか、ここから更に掘るのかは分かりません。
●経済指標観察
-米国 ISM製造業/非製造表各種指数
製造業各種指数の中でも雇用指数に注目しています。製造業雇用指数は前回,予想ともに下回りました。ディスインフレ方向へ進んでいるように見えます。
非製造業指数です。非製造業の方は物価指数が予想と前回を上回っています。非製造業は人件費が物価指数に占める割合が高いので、賃金インフレは粘り強く粘着的だということを示していると思います。
-米国 雇用統計
-米国 消費者物価指数(CPI)/生産者物価指数(PPI)
消費者物価指数は予想を下回り、生産者物価指数は予想を上回りました。直近の原油高を反映したのか?インフレ第2波を警戒しないとならない展開か。とりあえずコアCPIに注目して物価を観察していきます。
■8月前半にしたこと
●決算精査
決算シーズンも後半戦に突入しました。ここからはグロース企業の決算が多くなるので、個別株式トレードをしている投資家にとって重要性が増します。
個別企業抜粋↓↓↓
●$SPXL利益確定売り
ブル3倍の高リスクETFは短期が基本。サマーラリー狙いで入っていたので、テクニカル的にも短期のトレンドラインを下抜け、マクロ的にも風向きが怪しくなってきたこの辺りで降りました。
+9.29%の利益確定です。
●$EWW利益確定売り
去年の秋10月に仕込んだETFですが、8月2日にそれまでの上昇トレンドライン(青)と50日移動平均線(黄)を明確に割り込みました。
ここを下に抜けると、次は200日移動平均線(紫)を意識しないとならない状況になりましたのでこの辺りで手じまい。
+22.81%の利益確定です。
●$EDV買い増し&2621新規買建
2020年、コロナ騒動初期に原油がゴミみたいな価格になったことがあります。この先原油需要がなくなる訳でもないのに、二束三文の価格になっていました。
あのとき、WTI 原油ダブルブルを少し買ったのですが、大胆になれなかった自分の判断に反省をしています。あの時の反省を今の米国債トレードに活かしたい。
●横浜市も児童医療費無償化
これまで所得制限が設けられていたのですが撤廃され、全ての家庭の子供の医療費が無償化されました。
率直に良い判断だと思います。お年寄りに無限に湿布配るよりも、子供に予算を使った方が社会的に有意義だと思いますね。
■8月後半にやること
●俺の夏は終わらない
ここまで、鴨川シーワールド、奥多摩BBQ、江戸川花火大会、那須高原キャンプ、本牧プールと過密スケジュールを敢行してきました。
8月後半も高校時代の友人の墓参り(今では同窓会化している)、辻堂海浜公園プール、オフ会、ハゼ釣りと毎週末予定が立て込んでいます。
家族と出掛ける前にひとり早朝からサーフィンも組み込んでいるのですが、もはや体力の限界に挑戦している感覚です。
夏休みは終わってしまいましたが、俺の夏はまだ終わらない。
●油断せずに観察&観察
「リセッションは来ない」がホットワードになりつつありますが、いつ何がトリガーになってどうなるのか?は誰にもわかりません。
企業業績に何か現れてくるかもしれないし、雇用統計や消費者物価指数などの経済指標に現れてくるかもしれません。
個人的にキーは米国GDPの7割を占める”消費”と市中に出回る”カネの量”かなと考えていますので、下記指標に注目をしています。
①クレジットカード残高
②M2マネー
■まとめ
米国債格下げから始まり、GAFAMTを中心とするビックテック各社の決算(特にガイダンス)が悪く株価は8月には入って調整局面となっています。
ふと、債券価格に目を移すと、米国長期債は歴史的に見ても安い水準まで値を消している。
足元の米国経済は底難く景気後退の足音は遠ざかっているような雰囲気も出てきています。
逆に中国はヤバそうですね。日本のような長期不況、少子高齢化の入り口に立っているように見えます。
もし自分が短期のトレードをやる投資スタイルなら今はキャッシュ厚めでポジションを落とすと思います。
しかし、自分自身は長期投資を目論んでいるので、相変わらず給料が入り次第、インデックスファンドを粛々と買っていきながら、自分ルールであるサテライト枠(全体の15%以下)の中で米国長期債や中国以外の新興国株ロングポジションを取っていこうと考えています。
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