【23年6月後半の脱獄記録】サラリーマンでも出来る再現性の高い資産形成ノンフィクションエンターテイメント
1年の半分が経過しました、前半戦終了です。そしてハーフタイムもなく明日から後半戦がスタートします。
この半年、色々あった人もいるでしょうし、何もなかった人もいるでしょう。人生いろいろなので、気張らず、焦らず。
それでは、6月後半の振り返りです。
■起きている事
●米国10年債利回り動向
6月の10年債利回りは上方向。強い経済と治まらないインフレを織り込んでいるのか、特に月末急騰、株には良くない展開です。
●米国株式マーケット動向
6月は株が強かった。50日・200日移動平均線の上で推移。S&P500は昨年8月高値をブレイクアウトし、下値支持線になるかの重要な局面です(青線)。
●経済指標観察
-米国 個人消費者物価指数(PCE)
全体的に予想を下回りましたが、高止まりしている印象を個人的には感じます。インフレとの戦いはまだ続きます。
ー米国 マネーサプライ(Real M2 Money Stock)
米国内のお金の供給量です。コロナ後莫大な米ドルが米国内にバラまかれ、現在は少しづつ回収しているフェーズです。この資金流動性がコロナ前の水準まで戻らないとインフレも収まりづらいと予想しています。
●ロシア内乱勃発
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏率いる戦闘員集団が1夜にしてモスクワまで200キロのラインまで攻め込み、その後スピード撤退するという内乱が勃発しました。
ちょっと私の頭では何がどうなっているのか正確に理解することは難しいですが、ロシア内で現体制を揺るがす内乱、反乱が起こった、ということは理解しました。
戦争の終盤は戦火が激しくなると言われていますので、この内乱が戦争終結の起点になるかもしれません。
■6月後半にしたこと
●決算精査
-6月26日 $CCL カーニバル
2023年 2Quarter Ended
EPS ;予想▲$0.33 結果 ▲$0.31 ◯
売上高;予想 $4.77B 結果 $4.91B ◯
2023年 3Quarter ガイダンス
EPS ;予想 $0.75 結果 $0.70~0.77 △
売上高;予想 $6.64B 結果 $6.66~6.73B ◯
⇒決算自体はまずまずな印象。
需要が引き続き加速しており、当四半期中の予約総数は今後のすべての運航で過去最高を記録しました。一方でクルーズ原価(人件費、燃料費など)の上昇は根強く残っている。ただ、今後も強い需要が予想されていて、業績に関しては強気な印象でしたが株価は決算発表後暴落しました。
●インフレ下の年末年始海外旅行はいくら必要?
世界的なパンデミックを理由とし、2019-2020年を最後に年末年始の海外旅行を封印していましたが、2023-2024年は解禁しようと考えています。
行き先はフィリピンのボホール島に決めました。
予算は特に決めていませんでしたが、案外安くまとめたと思います。
インフレ&円安の2023年現在、家族4人で年末年始に海外旅行するにはどのくらいお金が必要なのか?概算は下記になります。
航空券:355,080円(大人2人+小学生2人)
飛行機はいわゆるLCC。1人あたり88,000円くらいです。リーズナブル!
成田からセブまで飛行機で行き、セブからは船に乗りボホール島を目指します。
宿代:97,580円+13,291円=110,871円
宿はボホール島に取りました。子供たちからはプールのあるホテルをリクエストされました。
また、往路便のフライトが朝早く、自宅から成田まで始発に乗っても間に合わなそうなので、成田空港付近のビジネスホテルに前泊する事になり+13,291円上乗せです。
合計概算としては、、、
航空券:355,080円+宿代:110,871円+滞在費:100,000円~
=約566,000円~600,000円くらいになりそうです。
年末年始の約1週間家族4人で海外滞在と考えると、お得なアレンジではないでしょうか?
今回はフィリピンにしたのでこのくらいに落ち着きましたが、ハワイなら200万は超えていたでしょう、インフレ&円安は恐ろしい。
ただ、60万円は大金ですね。我が家はボーナスとかも無いので。。。
しかし、我が家は年に一度このような思い出作りにはお金をかけると決めているので問題ありません。
「今この瞬間に出来ること」には期限と制限があると思っています。子供たちは、いつまでも子供ではないし、資金的余力も気力も体力も、いつ無くなってもおかしくないです。
それは現在取り組む資産形成のプロセスの一つである毎月の給料から株式への入金も、然りです。いつまで今の所得が続くかは分かりません。
何事も、「出来るうちにやる」ことが大事だと考えています。
■7月前半にやること
●サマーラリーの季節
サマーラリーとは米国の株式市場で流布しているアノマリーのひとつで、独立記念日(7月4日)からレイバーデー(9月第1週月曜日)までは株価が上昇しやすいとされています。
去年はベア相場真っただ中でしたが、2022年はサマーラリーが発現していました。
そして、サマーラリーの後は「レイバーデー明け相場」が来ますね。アメリカのレイバーデー明けは日本で言う新年度(4月)のようなもので、ここから新たなトレンドが出やすくなると言われています。
去年は、レイバーデー明け5日間は上向きでしたが、そこから急落。直近10月の大底へ株価は墜落しています。
うーん、所詮はアノマリー。
アノマリーで言うと2023年はこれまでのところセルインメイは発現していません。
今年2023年のアノマリー結果をもうひとつ振り返っておくと、1月バロメーターがありました。
S&P500指数1月の動きは、向こう1年間の株価の動きを占うと言われています。
これまでのところ、今年2023年は1月バロメーター発現していますね。
さて、2023年のサマーラリーは発現するのか?どうなるかに注目です。
●資産形成の目的を再確認
資産形成を進めるにあたり、目的や目標、マイルストーンのリマインドは適時した方が良いと思っています。
私も人間なので「なんでこれやってるんだっけ?」を忘れてしまう事もあって、そうなると、場面場面での意思決定精度が落ちたりします。
例えば、パラディソの場合↓↓↓
中間目標:インデックスで4,000万円作る
最終目標:総資産で2億円作る
と、していて目標に関しては定量的で分かりやすいですし、金額などは別にして、この目標設定までは多くの人が出来ている気がしています。
しかし、ここからが一番大切な問いで「じゃあ、なんでその資産額が目標なの?」が抜け落ちると良くありません。
「とにかくお金持ちになりたいから」
「贅沢な暮らしをしたいから」
「旅行にたくさん行きたいから」
「ベンツに乗りたいから」
「豪邸に住みたいから」
「働きたくないから」
など、なんでもいいですし、人それぞれでしょう。
パラディソの場合、noteのタイトル通り「現代版奴隷制度からの脱獄」になるのですが、もう少し綺麗な言葉を使うと、その目的は「お金に縛られないため」なのです。
言い換えると、「生活の為に働かないようにしたい」であって、もっと言えば「他人に自分(家族含)の生活を握られないようにするため」です。
その目的達成手段としての「資産形成」であって、資産形成そのものが目的ではないです。
「お金に縛られないため」に「お金が必要」とはなんとも皮肉なものですが、それが現実ですね。
現実とは皮肉なものだったり、厳しかったり、残酷なことが多いです。それでも現実から目を逸らさずに、粛々と前を向き生きていきたいですね。
■まとめ
インフレはやっぱりしぶといですし、FRBの金融政策転換も当分無さそうです。
不景気到来が叫ばれてますが、足元の経済は強いし、リセッションはいつ来るかは分からない。
戦争も終わらないし、内戦は起きる。
・・・本当に面倒な事とは次から次へと勃発してきますね。
ただ、これが通常モードです。「今は異常」「今回は違う」は投資の世界では使わない方が良いでしょう。大体、どんな時代も何かしら面倒ごとは起きています。
しかし、振り返ると、覚えていることの方が少なく、どんな困難も乗り越えて、いつも通り相場は上がったり下がったりしながら、超長期では右肩上がりの趨勢を描いています。
まずはこの歴史的な事実を理解して、この先も色々なことが起こるであろう下半期、しっかり乗り切っていきたいと思います。
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