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小説家になろう連載中『最低な三人と異世界転生ドラゴニア冒険記』を読んでください!

『最低な三人の異世界転生ドラゴニア冒険記』

私は今、小説家になろうというサイトに、即興小説『最低な三人と異世界転生ドラゴニア冒険記』を連載している。ほぼ毎日更新している。今年の一月から書いているから、もう一年が経とうとしている。
終盤にさしかかっている。
昨日書いたシーンでは、重要人物が死んだ。主人公たちと冒険を共にしてきた仲間の死だ。しかし、もうちょっと面白く書けたと思うのに、つまらなかったかなぁ~とか思っている。直せばいいかもしれないが、基本背景描写以外は直さないことにしている。まあ、セリフの一部を直すこともするかもしれないが、ストーリーは変えてしまうと一度読んだ人に迷惑がかかるのでそれはしない。そういうところはマンガ雑誌に連載しているマンガ家の意識だろうか?ほとんど書いたらすぐ投稿している。本当に即興で書いている。昨日書いたシーンは、ある場所で仲間が敵と戦って死ぬ予定だったのに、それではつまらないからと敵が他の仲間を人質にとって逃走することにした。すると、急に物語は別の展開になった。そこはよかった。しかし、ある場所で死ぬ予定だった仲間が、別の場所で死ぬことになり、その死に方も、感動のシーンとしてはつまらないかなぁ~という死に方だった。死に際のセリフ内容は完璧だと思ったが、ちょっと演出的に物足りない。
本当に即興で書いていて、メモすら取らない。アイデアノートはない。書き始めたときに、そうしようと決めた。ただ、一度、主人公たちの年齢と、持っている武器などデータとして忘れそうになることはメモったことがある。しかし、それもスーパーのレシートの裏にメモった程度だ。つまり、この物語の続きは私の頭の中にしかない。しかも、完全アドリブなので、私自身も先が読めない。一応、ラストは決めてあるが、それすら変わるかもしれない。
この小説を書いていて気づいたのは、考え抜いて、構想をノートに書きためて書くことより、書き上げるときの時間と集中力が肝心だということだ。書きながら小説の世界に没入していき、四時間くらい経つと、頭が完全にその世界になる。そういうときに人間はいい仕事をするようだ。一日の仕事で朝八時から働いてる人が午後四時頃からエンジンがかかるみたいなそんな感じかもしれない。
このnoteにすでに発表している2019年に書いた『空中都市アルカディア』やそれに続いて書いたまだ発表していない長編三作があるが、それらは念入りにノートにアイデアを書き、調べ、構想を固めていった作品なのだが、それらも振り返ってみれば、セリフなどの細かい部分はアドリブだった。それらの完成した時刻は、午前二時から四時の間だ。それらができた瞬間、自分は頭が真っ白になってクラクラして、それがなんとも快感だった。その達成感は凄かった。しかし、このnoteと「小説家になろう」に発表してある『空中都市アルカディア』がそんなに人気が出ないということは、私の力量不足かもしれない。しかし、「小説で天下を取ってやろう」という意欲は満々とあるので、現在の私は非常に充実している。『最低な三人の異世界転生ドラゴニア冒険記』は実験小説という位置づけなので、その評価が低くても仕方ないことと思っているが、私にとって、この一年のすべてとは言わないが、多くの時間を割いたものであるので、即興でありながら全力で書いている。その場のひらめきだけでストーリーが進んでいく。楽しみながら書けているし、即興だと、自分自身を発見できるところが良い。「あ、俺、こんなふうに考えて生きてるのか」という発見がある。アドリブでやると自分の素が出る。だから、自分を試すという意味でも即興小説は大きな可能性を持っているのかもしれない。
ぜひ、読んでください。

『最低な三人の異世界転生ドラゴニア冒険記』


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