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【超短編小説】職場に於けるションベン社員の便器について②

 またひとり、便所に男が入ってくる。
 見覚えはあるが名前を知らない別場所の男で、喫煙所でも何回か見たことがある。
 つまり向こうもそう言う認識だ。
 その男はびしゃびしゃに濡れた便器の前に立とうとしてそのションベン汚れに気付き、出したままのものを仕舞わずに2つ隣の便器に移った。

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720字
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