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スウェーデンの新年の過ごし方(ニューイヤーズイブの過ごし方)

スウェーデンでは、ニューイヤーを賑やかなお祭り感覚で迎えます。
クリスマスは、家族で集い、ファミリーで暖かく、静かに過ごすのですが、ニューイヤーは、恋人や友人たちと、楽しく賑やかにお祝いします。

ニューイヤーズイブ


魚介料理で遅い夕食を食べた後、友人や恋人と街に繰り出します。
シャンパンとおつまみをつまみながら、12時を迎えます。
カウントダウンで、12時を過ぎるとスウェーデン王宮前や街の中心部で、花火が上がり、人々は踊り、歌い、新しい年に暫くの間酔いしれます。

ストックホルムの街では、あちらこちらで、花火が上がり、夜空を彩ります。街中で、盛り上がるのも楽しいですし、しっかりと防寒して、高台にある公園や、Monteliusvägen遊歩道から華やかな夜空を観るのも素敵です。

スカンセン野外博物館では、イベントが開催されたり、オペラハウスでは、ニューイヤーコンサートが開かれます。

旧い年から、新しい年に無事滑り込めたことをお祝いします。

エピファニー(1月6日)(御公現の祝日)


クリスマスから12日目のこの日は、東方の三人の博士がキリストを訪問した日を記念して、スウェーデンでは、祝日です。
かつては、男の子が3人の博士の格好をして、家々を訪れていましたが、近年では、教会で行われるだけになっています。

エピファニーを過ぎれば、お休み気分は終わり、仕事も学校も通常モードに切り替わります。

聖クヌートの日 1月13日


スウェーデンのクリスマスが正式に終わるのは、12月25日から数えて20日後の1月13日です。

12月25日を過ぎると慌ただしくお正月準備にツリーなどを片付ける日本ですが、スウェーデンでは、クリスマスの飾り付けは、1月13日まで続きます。

この日は、聖クヌートの日 Saint Knut’s Day といい、クリスマスツリーを片付けます。

デンマークの貴族Knutが、暗殺された後、聖者になった日を起源に持ち、今は子供たちがお祝いします。

セムラ


1月中旬になると、セムラというシュークリームみたいな形をした甘いパンがお店に並びます。

かつて、イースター(春の復活祭)から数えて45日前から、断食に入りました。そして、断食に入る直前Fettisdag(太っちょの火曜日)に食べたのが栄養価の高いセムラでした。

今では、クリスマスが終わってから、イースターまでの間、フィーカやスキーやスケートをしながら、セムラをほおばるのが、冬の楽しみになっています。

カルダモンの爽やかな香りのするパンの間に、アーモンドペーストとミルクを混ぜたフィリングを入れ、ホイップドクリームを挟み、甘いパウダーシュガーをトッピングしたセムラは、イースターまでの限定で店先に並びます。2023年のイースターは、4月9日です。

まとめ


華やかにお祝いして始まる新しい年。
始まりの瞬間は、恋人や友人と喜びを分かち合います。

スウェーデンの1月は、冬まっただ中のスウェーデン。
寒くて暗い季節ですが、家の中に閉じこもるというよりは、ウィンタースポーツを楽しみ、明るく活発に過ごします。2月下旬には、学校ではスポーツ休暇があります。

冬を上手に過ごして、そして心暖かく、春が来るのを待ちます。

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