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自分も不安定

社会とモノ作りの不安定について、今まで書いてきました。
保守と革新の発想|鈴木良実 (note.com)
物作りでの不安定対策|鈴木良実 (note.com)

しかし、よく考えると、自分自身も不安定な面があります。

仏教では、全ては空、といいます。また無常とも言います。これも、実践してみると、心が不安定になる場合があります。例えば、瞑想の一方法である不浄観は、死体を見て、自分自身が、このように崩れると儚さを実感します。
不浄観について|鈴木良実 (note.com)

しかしながら、こうした不浄観を、適切な指導なしで行ったら、世を儚んで、自殺者などが出てしまいました。そこで、6世紀に天台大師が説いた摩訶止観でも、呼吸に集中する数息観が、不浄観より先に出てきますし、その後に仏の救いを観る「念仏」の教えもあります。

また、江戸時代の臨済宗の高僧である白隠禅師も、内観法や軟蘇の法で、禅病対策を説いています。更に、法華経の教えと、延命十句観音経の功徳を説いて、仏の救いに皆に知らせようとしています。

このように

私たちは因縁果報の歴史世界で
色々な影響下で生きている

ので

色々と考え悩むと
不安定になる可能性

があります。そこで

腹での呼吸で現実と繋ぐ
仏の救いを実感

等の方法で、心の安定を得ることが大切です。修験でいう

懺悔懺悔六根清浄

も、懺悔の後での救いを言っていますね。

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