AI補助で学問方法が変化
ChatGPTなどのAIの影響について
学問の方法
と言う面から考えました。私が感じたことは
学問の支援にAIが使える
と言うことです。もう少し言うと
アイデアを出すと
その関連情報を探し
まとめた文章にする
機能をAIが行う、つまり有能な補助スタッフとなる可能性です。色々な研究者が、それぞれが情報探しと文章作成を行う「スーパー秘書」を持つ。また学習者に対しても
上位関連理論
実現事例
歴史的経緯
等を、必要に応じて提供してくれる環境です。
このような環境で、学問の方法は、今までより変化すると思います。具体的には
短く心に刺さる言葉
->
事例と理論の絡む網
と言う変化です。もう少し言えば
短い論文で皆を圧倒
->
しっかりした著書で説得
と言う変化を、多くの人が行うようになります。ここでは、デカルト以来の
論理的な厳密性
極端事例での直感的納得
と言う、従来の学問方法から、デカルトに対抗したヴィーコの
確からしいモノでの議論
が復活する可能性が見えてきます。
例えば、ガリレオ・ガリレイは、アリストテレスの自然学に対抗して
「物体の落ちる速度は重さに関係しない」
を論証するために
二つの鉄球を紐でつなぐ
と言う極端な事例での思考実験で、皆を説得しました。
しかし、AIソフトが頑張れば
多くの重さの物体の落ちる様子
を探してきて
同じ速さ
と言う証拠も見せてくれるでしょう。さらに
真空中の落下状況
の画像も探すと
空気の抵抗が落ちる速さに影響
と言う議論も展開できるでしょう。それに必要な説明も探すことが出来ます。
このように、AIが補助する学問は、ヴィーコが求めた
極端な事例にこだわらず
確からしいモノで議論
を行う様になると思います。
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