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八百屋のちょっとまじめな話

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「野菜で笑顔を結ぶ」をモットーに、ほれた農家さんのおいしい野菜や果物を販売している八百屋(@函館)のちょっとまじめな話。3児の父ならではの視点で書いた「主夫な八百屋の子育て日記」…
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2024年5月の記事一覧

函館にこんな八百屋がありました

函館にこんな八百屋がありました


八百屋界の旭山動物園を目指して

今では海外からも来園者が来るほど有名な旭山動物園。

しかしその旭山動物園にも、苦難の歴史がありました。旭山動物園に閉園のうわさが流れたとき、当時の飼育員の人々は不思議でなりませんでした。日々自分たちが魅了されている、こんなにも面白い動物たち。ではなぜ動物園のお客さんが少なくなっているのか?

答えは簡単、飼育員たちが感じていた動物の面白さ、すばらしさがお客さ

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「稼ぎ」と「仕事」

すず辰の前掛けには、「味本位」と「三方よし」という文字があります。すず辰のマーク、三つ巴にも、この「三方よし」の意味を含ませています。

この「三方よし」、近江(滋賀)の商人に伝わる家訓として、「売り手よし、買い手よし、世間よし」が大事だという教えです。売り手だけでもダメ、買い手だけでもダメ、世間様も満足させなければ、本当の商売でなく、かつ長続きしないということです。

他にも、昔の商人は、「稼ぎ

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はこだてこども食堂をやってみて

はこだてこども食堂をやってみて


こども食堂 やってます

店の隣にある函館市本通町会館にて、毎月第3木曜日に「はこだてこども食堂」をボランティアの人たちとやっています。テーマは「つくってたべよ いっしょにたべよ」。毎月、子どもらといっしょに料理をして、温かい食事をみんなで楽しんでいます。

「こども食堂」というと、世間的には「孤食や貧困」との関連で報道されがちです。問題の根っこは、地域の大人が地域の子どもの成長を見守りづらくな

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