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【人生の大きな分岐点】統合失調症はつらいよ。リアルな体験談と向き合い方

こんにちは、鈴木俊吾(すずしん)です。

私には、精神的に病んでしまって辛い時期がありました。
パニックや錯乱状態に陥って、今振り返ってみると自分でもわけが分からないくらいに酷かったです。
後に、これは『統合失調症』と分かりました。
私の人生における大きな分岐点となります。

なかなかつらい話にはなるのですが…。
私のことを知ってもらう良い機会だと思います。
一人のリアルな体験談として聞いて下さいね。
かなりプライベートでショッキングな内容を含みますので、気になる方だけ続きをお読みください。


体の異変

異変が起きたのは、今から15年ほど前でしょうか。
気分がズーンと落ち込んで、何もやる気が起きなくなったのです。

当時は大学生4年生で、卒論発表を控えていたのですが…。
体を動かすことができず、ほぼ寝たきりの状態。
当然、研究や卒論を書くことができず留年の危機に陥りました。

心配した家族が、私を精神科の病院へと連れて行ってくれました。
その時は、特に病名の診断はつかずに、とりあえず様子を見ましょうということに。
何の薬か忘れましたが、精神薬が処方されました。

その後、何とか気力を振り絞って、卒論を期限当日にギリギリ提出。
留年は無事回避されました。
卒論発表もこなして、本当にギリギリですが大学を卒業できました。

当時の教授には、だいぶ心配をかけてしまいましたね。
本当に申し訳なかったです。

統合失調症の発症

大学卒業後、私は公務員を目指して浪人になりました。
何年かチャレンジしてみたものの、結果は不採用続き。
最終面接までは行くのですが採用には至りませんでしたね…。

空白の期間が数年経ったある日。
また異変が起き始めます。

今度は、私の頭に直接語りかけてくるモノが現れます。
いわゆる幻聴ですね。
最初は気にしていなかったのですが、徐々に幻聴に悩まされるようになりました。

「お前はダメなやつだ!」
「あなたなんか、いないほうがマシだ!」
「生きている価値なんて無い!」

そんな言葉が四六時中聞こえるのです。
実際体験してみると分かりますが…。
かなり精神的に追い込まれていきますよ。

また、その声に惑わされて…。
過去に好きだった人に、コンタクトを取ったこともあります。

いわゆる、恋愛妄想ってやつなんですけどね。
「両想いだから告白しろ!」という声に従って行動を起こしたのです。

結果は惨敗。
むしろ、ストーカー扱いされるということになりました。
警察にも通報されて、そりゃ大変でしたよ…。

「様子が明らかにおかしい」
そう判断されて、私は病院送り。
診断の結果、そこで『統合失調症』と診断されたのです。

闘病生活のスタート

それから、私の統合失調症との長い闘病生活が始まりました。

統合失調症には、陽性症状と陰性症状があります。

症状が極めて悪化した時には、陽性症状が強く出てきますね。
私には、被害妄想・誇大妄想・恋愛妄想と幻聴・幻覚の症状が出ていました。

そうなると、頭の中は大パニック!
その当時は、理由のわからない行動を正しいと思いこんでしまうのです。
意味不明な言動を散々してきましたね。
周りの方々にも多大な迷惑をかけたと思います。
本当に申し訳なかったです。

その後、入退院を何度か繰り返しました。
落ち着いたかと思えば悪化して、また落ち着いたかと思えば再び悪化。
全部で入院は5回ほどになりますかね。

ちなみに、入院を何度も繰り返していると、看護師さんとは顔なじみに。
入院するたびに「あらっ、また戻ってきたの!?」という反応をされます。

「えぇ、またお世話になります…」

アルバイトに挑むも…

現在は、自分にあった精神薬のおかげもあってか、酷い症状は無く落ち着いています。
ただ、陰性症状から来る、やる気の低下や無気力感にはしばしば襲われます。
これがまた厄介だったりしますけどね…。

症状が落ち着いた後は、社会復帰を目指そうと、アルバイトをしようとしていた時期がありました。

面接では、病気であることを伝えると渋い顔をされ、結果は惨敗。
クローズで挑むと採用されるものの、仕事が続かずすぐ辞める結果に。
結局のところ、アルバイトは継続できなかったのです。

フリーランスの道へ

そんな感じなので、私は会社員としてはやっていけないことを悟りました。
そこでどうしたものかと模索していた時に、フリーランスとして働くという選択肢があることを知ったのです。

フリーランスであれば、自分のタイミングで仕事ができます。
体調が悪ければ休めます。
仕事の量も調整可能。
自分の好きなことを好きなようにやれることに魅力を感じました。

ただ、いざフリーランスになってみると…。
厳しい現実を突きつけられますね。

仕事は全然取れず、収入は雀の涙。
障害年金で何とかやりくりしている感じ。

本当にフリーランスとしてやっていけるのか?
不安な毎日を送っています。

前を向いてチャレンジ

今、私はこうしてフリーランスとして活動していますが…。
正直なところ、安定した収入を得ることはまだまだ難しい状況。
とはいえ、統合失調症を抱えながらも、少しずつでも前に進んでいくしかありません。

病気と向き合いながら日々を過ごす中で、今の自分にできることを精一杯やるしかないと思っています。
毎日が試行錯誤の連続で、壁にぶつかることも多いですが、それでも諦めずにチャレンジを続けることが大切だと感じています。

私にとって、こうして体験を振り返り、言葉にすることもまた一つのチャレンジ。
統合失調症との闘いは簡単なものではありませんが…。
それでも何かを成し遂げたいという気持ちが私を支えています。

これからも、病気に負けず、自分のペースで前を向いて進んでいきます。
統合失調症を抱える皆さんや、その周りにいる方々に、少しでも希望や勇気を届けられたら嬉しいです。

いつも応援してくださる皆さん、本当にありがとうございます。
これからも温かく見守っていただければ幸いです。

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