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最近読んだおすすめ本 〜2022年8月〜

8月もすごい作品に出会えたのでざっと紹介していきまーす!

プロジェクト・ヘイル・メアリー


普段SFを読まない私が、面白すぎて大興奮したSF長編。

上下巻になっている。個人的見解だが、下巻から物語の展開がスピードアップして面白さが爆走するので、上巻で「うーん、イマイチ」と思ってもぜひ下巻まで読んでくれ〜っ!!!

作中、カタカナで専門用語がバンバン出てくるけど、内容が全然分からなくてもちゃーーんと物語についていけるので大丈夫だよ!!! 安心して!!!

「SF、読まないんだよなー」という人も、ちょっと待ってほしい。それは私も同じだ。普段SFはほぼ読まない。だけどこの本はハマった。激ハマりした。SF読まない人でもこれはちゃんとオススメできる。なぜならめちゃくちゃに感情が揺さぶられるから。

笑って、泣けて、感動できる。万人に勧められる、超っっっ絶に面白さが爆発してる名作。
そんな感じでエンタメ王道的な良さとすんごい魅力が詰まった一作なのでぜひ手にとってほしい!!!

もうすずちん的2022年下半期一位はこれで決定!!!!
(まだあと四ヶ月残ってるけど。笑)

超個人的願望だけど、来年の本屋大賞・翻訳部門で大賞をとってほしい。マジで。それでもっと多くの人にこの小説を読んでほしい。っていうか全人類読んで。

【追記】
こんな宣伝ポスターが。うむ。最高ですな。


ちなみに、Twitterの読書アカウントの方でもめちゃくちゃ評判がいいし、なんなら私自身も色んな人に勧めまくってゴリ推ししてる。もっと布教するぞい!!!

なんじ、星のごとく


2020年に『流浪の月』で本屋大賞をとった凪良なぎらゆう先生の最新作。

『最高傑作』との謳い文句は間違ってなかった。と個人的には思ってる。

正しく生きれたほうが楽なのに、正しさから逸脱してしまう人生。家族や金銭事情など、様々な「呪い」に絡めとられてしまう苦しさ。
己の持つ優しさからくる弱さのせいで、他人や世間の目を捨てられない。そんな人たちが主人公のお話。

これを読むと、「あぁ、正しく生きれないのは私だけじゃないんだな」と、不思議と安堵する。
凪良先生の描く作品には、『正しさという概念の中でうまく生きれない人たち』がよく出てくる。
そして彼らは皆、最後には『正しい世界』を抜け、自分自身の『幸せ』を選び取り、そして、生きることを決意する。

心理描写と情景描写がとにかく美しく、どの文章もひと粒残らず宝石のような輝きを放っていた。
読み終わった後は、「あぁ……」とため息がこぼれてしまうほど、余韻の美しさが素晴らしい。

本屋大賞をとってからまた更にパワーアップして帰ってきた凪良先生。『流浪の月』と並んで、今作もまた彼女の代表作と呼ばれていくことになるだろう。

改めて、『凪良ゆう』のすごさを体感した一冊だった。

【まとめ】

以上二冊でした~。いやあ~嬉しいです。こんなに濃密で素晴らしい作品に出会えた喜び。感無量。これだから読書はやめられません。笑

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を激推ししたいのはもちろんのこと、『汝、星のごとく』は、巷の評判もとんでもなく良いので、2023年本屋大賞のノミネートもありそうな予感がしています!

今は体調を崩してしまってなかなか読めていませんが、焦らずに、ゆっくり回復をしていきながら、また元気に本を手に取り、思いきり読書に勤しめる日々を夢見ております~。

ではでは~!

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