社会人と学生の違い2
前回の続きです。
③最終的にはすべて自分で決めなければならない
社会人は何かを決める時、親や友達に助けを求める余裕はなく、「自分で決断することは自ら退路を断つことである」ということだそうです。
確かに、自分自身に確固たる覚悟がないと決断できない、というできないというのは理解できますが、理想論と感じてしまいます。
(正直初めて見たときはなんというか・・・圧倒され、私は社会人とは言えないのかも・・・と思いました。)
会社を見渡すと、実際にはこれとは逆のことが起きていないだろうか?と感じました。
自ら判断することをリスクと捉える雰囲気は予想以上に根深いものがあります。ひとたび、その雰囲気が常態化すると、自分だけでなく他の人が自ら判断したことに対しても「うわぁ・・・ご愁傷様」という雰囲気が生まれます。
いわゆる”他人事”の空気です。
このような雰囲気の中で「自分で判断することは、時に自分の逃げ道がなくなるからやめたほうがいいよ・・・」と、先輩が良かれと思ってアドバイスをくれることもあります。
私は、「逃げ道がなくならないように。と考えるのではなく、その逃げ道に陥らないようにするにはどうしたらいいだろう・・・」とアドバイスを前向きに捉えたいと思います。
④付き合いたい人とも付き合わなければならない
学生時代は、自分で選んで友人と付き合うことが可能でしたが、社会では気の合わない上司や同僚、部下、そしてお客様とも付き合わなければなりません。
・・・言葉で書けばこの一文で済ませられてしまいますが、現実は非常に難しい話だと思います。状況によっては精神的に追い詰められてしまうこともあるでしょう。
そういった場合を除いて、ではありますが、付き合いづらい上司やユーザーに限って大きな成長や成果を与えてくれるとポジティブに捉えるように心がけています。
もちろん誰とでも、全員と仲良くしなければならないと言いたいわけではありません。しかし現実問題、会社では気の合わない人とも仕事をしていかなければならないので、試行錯誤しながらうまく相手との距離の保ち方を身につけなければなりません。
なかなか文章で書くのは難しい話ですが、適切に距離を保つということはこういったところで学べると思いますので、勉強させてもらう気持ちでいます。