うつからうつへの長い一周。

8時起床。

 仕事を辞めて、実家で過ごす時間が長くなってる。個人的な事情から、友人はほとんどが隣県にいて、気軽に会える距離でもなく(かといってそう遠いわけでもないけど)、実家の家族以外の人と言葉を交わす機会が極端に減った。気をつけても気分が沈んでしまい、過去の嫌な記憶が蘇る。どんなに意識的に頑張ってみても記憶がループし出すと、体調崩していると特に抜け出せなくなる。この停滞から抜けるためにも、そんな嫌な記憶でも言葉にして刻んでみようと思った。

学生時代から生真面目に育って、高校2年生(2008年)の時に父親がうつで入院(今考えるとリーマンショックの影響もあると思う。仕事で相当ストレスなのは見ててわかっていた。)したことをきっかけに、周りの人と接することが苦痛になった。今でこそ仲は悪くないが、父親とはずっと折り合いが悪かったので、高校時代はストレスだらけだった。高校はそれでも受験勉強に意識を向けて卒業したが、大学は入って1ヶ月も経たずに行けなくなり、そこからは社会から逃げるみたいに外とのつながりを遮断した。行く所もなくて、部屋に閉じこもり始めた。意識ではずっと、どうやって抜け出せるか考えてた。でも頼る人もいない、誰を頼れば良いのかわからない、知識もない、友人も嫌いになってる。周りの人全員敵状態。今ならさすがにわかるけど、完全に自分自身を苛めている。自分が一番敵状態。だから周りの人間を信用できなくなる。人が怖いんじゃなくて、そもそもお前なんかにわかるわけないってゆう思考が飛躍して、「お前」が自分以外の全ての人間になっていた。それが18〜20才ころの自分。あの頃は本当に荒みすぎていて、何にぶつければ良いのかわからなくて、茶碗を割ったり、食器の棚のガラスを殴って右手が血まみれになったり、本当に酷かった。ただ今と違って本当に子供で、知らないことが多すぎていて、そうするしかなかったって言ってあげたい。

今の私の状況は、その閉じこもり始めた10代後半を点として、ぐるーっと大きな円を描いて10年振りに閉じこもる状況になって戻った形になったって考えたりする。戻ったとゆうより、量りで測って、今まで経た経験の重さで、0から一周して再び0を指してるって考える。全然同じ意味の0では無いんだが、身体の感覚だけは全く同じってくらいに、閉じていた10年前と変わらない。だからその頃の不快な記憶も浮かびやすくなってるんだと思う。

自分のうつの一番最底辺で起きる身体の現象は昔も今も全く同じだと、今そんな状況になって気付いた。これって、熱が出ている状態と変わらないよな。熱が出てしまって、一歩も動けない自分に対して否定するのがバカげてるように、うつ症状が出てしまって身動き取れない自分に対して否定するのは全く必要ないんよな。それがわからなくなったりするから怖いんだよね。

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