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ゆれる感情線④#電車にゆられて

自由型リレー小説コンテスト #電車にゆられて  を開催します|秋

『ゆれる感情線』
四話勝手にバトン拾って
しまいました。

間野さんの出番です!

リレー小説:ゆれる感情線①
#電車にゆられて |日出詩歌

第二話

第三話 


可愛らしい女性の声が聞こえた途端
ピタリと動きを止めたおばさん。

顔色が悪くなっていくのが
すぐにわかった。

おばさんはラジオを俺に
投げつけると、何かブツブツと
言い始めた。

「そんな訳ない…はず…よ。でも……が。」
さっきまで大声を出して
ラジオをひったくった人とは
思えないほどの急変ぶりだった。


俺が持っているラジオからは
軽快な曲と共に可愛らしい声で
今日の天気を読上げていた。


「これから選ばれた皆さんで、
環状線の駅名を
言ってもらいまぁ~す♡」
と言う可愛いらしい声の後に

バチリッ


と音を立て車内の電灯が一瞬消えた。
再び明るくなった車内には
あんなにいた乗客が消え。
数人が残った。

俺は間野に視線を送り
怖くなって、ラジオを押し付けた。

「じゃぁ、間野さんから
環状線駅名ゲームスタートね♡」

なんで、間野の名前を!!
驚いている間にすぐに
説明が始まった。


「あっ!ルール説明ね。
ルールは、ラジオを受け取った人が
20秒以内に『環状線の駅名』を
言っていくだけ。
ラジオの受け取りを拒否したり、
言えなかったリスナーさんには、
罰ゲームがあるから頑張ってね。
全部言い終わったら、
下車できるからね♡」

ラジオから流れた
内容についていけない。
頭が追いつかない。
俺の感情は不安でいっぱいになっていた。

目の前の間野の手が震えている。
おばさんが、悲鳴をあげた。

どうゆう事だ?
混乱したままラジオから

「では、よーいスタート♫」
と言う声と軽快なリズムと共に
カウントダウンが始まった。




#電車にゆられて
#やってみた
#ショートショート
#リレー小説


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