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急性虫垂炎で緊急入院、手術~病院受診・手術・入院1日目~

急性虫垂炎(盲腸)、あなどるなかれ。急性虫垂炎はいつ誰がなってもおかしくない病気です。本当にお腹もげるかと思うほど痛い…入院しないといけなくなり、家族とも離れ離れです(コロナの関係で面会も不可です)。

今回緊急入院、手術となり、急性虫垂炎に関する知識が少ない中ですごく不安になりました。お医者さんや専門的な意見ももちろんすごくためになったのですが、実際経験された方がどうだったか知りたい、と思いました!
私の経験が今後誰かのお役に立てればと思い、まとめます。

予兆 下痢やお腹で痛み

虫垂炎は命に関わる病気。放っておいてはいけません。といいながら、私も予兆があったのに放置していました。よく考えれば2週間前には下痢なったり(普段便秘気味)、その後もお腹がゆるいことが。病院に行く前日は朝からなんとなくお腹が重く痛かったのですが、生理前だからかなと思っていました。仕事して19時から21時はセミナー受けるほど、いつも通り。21時30分に長女とベッドに入ったのですが、「ママお腹痛いかも〜」「よしよし」とやりとりして、勝手に明日には治るだろうと気楽考えていました。

腹痛で眠れない 耐えられず病院へ

が…0時になっても痛くて眠れない。何度もトイレに行くけど何も出ない。1時になって限界を感じ、胃腸薬を飲みました。薬を飲んでおさまるどころか痛みが強くなり…2時になって別室で二女と寝る主人に助けを求めました。主人が調べてくれ隣駅の大きめの病院に電話。症状を話すと診てくれる、と(診てくれるとはいってくれましたが、熱があったら無理だからと電話の間熱はかりました)。熱もなく病院へ。

病院ついてすぐ体温測定。熱ないことの確認が終わってから名前や住所等を記載していきました。先生に診てもらい、お腹をおしてもらうと右下部分が異常に痛い…CTとレントゲンを撮ったほうがいいと言われ、前かがみになりながらもなんとかレントゲン室まで移動しました。レントゲン撮る際にバンザイしたり肩をあてたりといったポーズをするのですが、その体勢をとるのが苦しく、休みながら撮ってもらいました。

画像を見せてもらうと素人の私が見ても分かるくらい白い丸が…「虫垂炎ですね、入院しましょう。明日朝、外科の先生に来てもらうので詳しくみてもらって手術どうしていくか決めましょう」と先生から言われ、頭真っ白。盲腸→入院→え…今から???「先生入院しないといけないですか?」と入院を拒む私がいました。急な入院で全く準備しておらず、子どもたちが大丈夫か心配しかありませんでした。「こうなっている以上早く対処しなくては。ひとまず一旦痛み止めで痛みをとりましょう。」と点滴室へ。
点滴室で心電図をとったり点滴している間も、「いつ頃退院になりますか?」と看護士さんにしつこく聞いてました(笑)。点滴での痛み止めをし始めてしばらくすると多少ましになったようでしたが、今度は急な吐き気。2回吐いただけで、病室に移るまでには吐き気はおさまりました。

病室へ移動 入院の始まり

病室が決まり、点敵室に事務の方が来てくれ簡単な入院案内(申し訳ないですがほぼ覚えていないです)。エレベーターで移動し、病室ベッドへ。しばらくするとまた痛みが…痛み止めの点滴を足してもらいました。
痛みと格闘する中、朝になり(一睡もできず)。院長先生がきて月曜日手術と告げられ、なら土日は帰れると頭に浮かび先生に話すと「帰ってから何かあっても受け入れるほど病院は甘くない。帰っている間に破裂したり急変があったら死に繋がります」とキツめに言われました。確かに、自分都合でしかないし、何のために今ここにいるのかしっかりわからないと、と反省しました。

痛み止めを足しても痛みがおさまらない私をみかねて看護士さんが先生に交渉。お休みだけど外科の先生が来てくれる、となり手術が受けられることになりました!!説明や書類記入がいるとのことで、主人に急ぎ電話して病院へ来てもらえるようにお願いしました。

手術が決定 準備~術後の様子

10時20分。看護士さんから11時に手術するから準備しましょうと。おへそからカメラいれるからと、おへその掃除。足の太さを測られ着圧靴下のサイズ選び。手術着に着替えも。髪は横の方で結ぶように言われました。

11時10分〜手術。無理やり点滴の台(コロコロ)へばりついて手術室まで歩きました。よっこらしょと台に乗って先生たちと挨拶して口元に何か被された後からは全身麻酔で意識がありません。
腹腔鏡手術でお臍からカメラをいれ、他2か所穴をあけたそうです。

12時30分には病室で看護士さん二人に囲まれていました。足はむくまないように着圧靴下と機械。喉に管を入れられたそうで、喉に多少の痛みがあり声を出すのが辛かったです。14時あたりには麻酔もきれてきて意識がはっきりしてきました。家族にラインで無事を報せました。
お腹の痛みは確かに鈍痛がありましたが、術前の波打つような痛みに比べればましに感じました(私は)。すごく痛がってもだえる人も多いそうで、私は痛みに強いタイプ、かもしれません。

15時には酸素マスクを外し、16時には歩行訓練をかねてトイレへ移動。自分で行って帰って何とかできました。手術着から着替えて子どもたちとラインしていたらかなりの疲れ。看護士さんからは何度も「無理せずに痛み止め使っていいんですよ?」と言われましたが、なくても耐えられる程度だったので使わずに過ごしました。

主人が持ってきてくれた歯磨きで歯を磨いたらすでに眠い…よく考えれば痛みで一睡できぬまま全身麻酔で無理やり寝たわけで。20時にはいつの間にか寝ていました(21時消灯)。

区切り線

夜中に先生に診てもらって手術終わって寝るまで、絶食です。飲んだり食べたりは一切できません。ただ点滴ずっと繋ぎ続けていて水分や栄養は摂れているので大丈夫です(点滴に87キロカロリーって書いてありました!)。
私はお腹の痛みの方が勝っていて、飲みたい・食べたい欲求が全くなくなっていました。術後も点滴繋がれていて水分とれているおかげか飲まなくても全然平気でした。
帝王切開で二女産んだ時も絶食でしたが、その時は看護士さんに「喉乾いた」と訴えた覚えがあるので、その時々の状態によって違う、また個人差あるかと思います。ちなみに帝王切開の時は濡れた脱脂綿で口元を濡らしてもらいました。

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