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「伝える」ではなく「伝わる」~うまく話すことはゴールではない~

人に伝えなくてはいけない場面。会社でのプレゼン、お客様への提案、家族との相談。伝えることで何らかの自身の目的を達したい。
「伝える」ことにばかり目がいってしまい本来の目的・目標のことは忘れてしまう。本来は相手の共感を得て、自分の目的を達成するために、相手を動かすことがゴールのはずです。
みなさんのプレゼンテーションや提案はどうですか?ついつい上手に話すことを頑張ってしまい、相手の共感を得られないまま…独りよがりになっていませんか??聴き手側として得た学びをまとめていきます。

うまく話せなくてもいい

流ちょうに話す話し手。確かに聴き手をしてはストレスなく聞いていられる、かとは思います。とはいえそれだけで何か残るか、といえば疑問でしょう。

今年はオンラインセミナーやオンラインのイベントが一気に広まり。大阪住まいの私も全国にいるたくさんの人のプレゼンや提案を聴く機会をもらえました。
その中で聴き手として思うのは、「上手=伝わる」ではない。

背景にある「なぜ」を伝えられるか否か

たとえ話が上手でなくとも伝わる話の共通点。
なぜこの製品が必要なのか、なぜ私に話そうとしているのか。こういったなぜの背景部分まで伝えようとしているか否か、ここがあるプレゼンかどうかだと思いました。

話し手がただきれいに話していても何にも残らず。

伝えよう、相手に分かってもらおうと。「なぜ」を伝える。
どのような根拠で、たとえばどういう事例があって、データを使った説得力のあるデータといったところを指し示す、説明することになります。
この部分伝えられていないプレゼンって案外多いんだなと思いました。きれいに上手に話すことはゴールではない、のです。

相手に合わせた内容と話し方

どういった場で、どういった人に話すかによって内容は変えないといけません。すべて作り変えるのは無理だとしても、一部相手に合わせた内容に変えることはしてほしいところです(ウェビナー何度か登壇されている企業さん、また見るよね、また同じだよね…本当に多かったです)。

相手に伝えることが目標ならば、相手が何を望むか、今回はこういった場である、に合わせた変化が必要なのだと。

特に対1のプレゼンや提案の場合。相手がどういった調を好んでいるか、何を大事と考えているかといったリサーチをした上で臨むべきだと思います。

事前の準備ももちろん重要

オフラインに比べ、オンラインだと音声や画像の乱れ、スライド共有といったところがスムーズか否かといった部分も重要です。
一人で配信しながら質問に答える、といったところが難しかったりするので、誰かと体制を組む。そういった連携も必要となるでしょう。

相手に話す前に、自分や周囲も含めて練習をしておく、ここは本当に重要かと思います。ハプニングに急に対応できるかどうかにも繋がります。
私もそうですが、話し手は資料を作ることや話す中身を作ることに時間を使い、実際に話しながら練習する回数は少ないのかなと。

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今年はありがたいことに東京にいくことなく、多くのセミナーに参加させていただき。私が聴き手として想うところをまとめてみました。
流ちょうに伝えることがゴールではない。相手に伝わるために、「なぜ」を大切にしていきたいです。

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