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時間を作るための管理が時間を奪うという話

少数精鋭で、時間を効率的に、生産性を上げて…。まるでどこぞのCMの謳い文句かのように、上司が訴えている。
そして出てきたのはは一つのシート。全員が何をやっていてどの項目にどのくらいの時間使っているかを書き出すように、と。

人材戦略を見える化、効果的に人を動かす、狙いだそう。
各項目あまり時間を使っていないようなものは優先度を落とす、のだとか。そもそもあまり時間を使っていなくても重要な仕事はあって、それを抜きにしては回らないこともある。そして、このシートを埋めたから、人が増えるわけでも仕事が減るわけでも実際にはない。

なぜだろう。管理してなんとか時間を作り出したい、うまく回したい、ここまではあっているはずなのに。なぜこういう管理になってしまうのだろう。ただただ入力の手間と、上司の満足のために行われる儀式。
こういった「儀式」は往々にしてはびこり、多くの人を苦しめているのではなかろうか。

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