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失ったものを取り戻すのは案外大変(1)

今回から何回かに分けて、私の「今」を書きたいと思います。イケてる系でも、妙な向上心系でもないので、他人や私に興味がある人が読んでください。

こんなことで?!
筋肉をこれ程まで失くすとは…。

年齢的なものなのか、病的なのか、いろいろ重なってしまったのかよくわからないけど、私の全身の筋肉量が目に見えるくらい減ってしまって、筋力も低下してしまったんです。

これは以前、抗がん剤をやった時にも経験しました。

37才の時に、副作用に筋力低下がある抗がん剤をやったんですけど、その時にものの見事に筋肉が減る経験をしたんです。皮膚があまってタルタルになりましたからね…。当時の私は、37才を結構なおばさんと感じていたので、こんな状態で私はこの先どうなるんだろう!?って思っていたけど、37才は実際にはまぁまぁ若いから、大した努力をしなくても、普通に暮らしているうちにわりと戻りました。でもわりと~です。

私は元々陸上部だったし、スキーをやっても踏ん張りがかなり強くて、崖から落ちずに済んだくらいの脚力と、「カモシカのような足」と言われていたくらいだったけど、そこまでは戻りませんでした。それでもまぁ日常生活では困らないくらいまでには、わりと早いうちに戻りました。

そして50代の今回は、抗がん剤を使った訳でもなければ、骨折した訳でもない。じゃあなんで筋肉がなくなったのか…。

コロナに罹患して寝ていた。
ただそれだけ。

えぇ~まだ50代だよ!風邪やインフルエンザをきっかけに、足腰が弱り寝たきりに~っていうのはよく聞く話だけど、それは80代くらいのことでしょ!!と思いつつ、同級生とかに聞いたら、50代は結構響くという返答が…。

私の場合、5月からダイエットをして、食事の量を減らしていたのもあるし、抗がん剤の後遺症の血管炎が多少残ってることや、足の血管の不調も関係しているのかもしれない。

取り戻すことは地道で
努力と時間が必要らしい。

実際のところ筋肉が衰えたのは、足の筋肉だけじゃなくて全身の筋肉。そうなると、筋肉が支えていた全身のバランスが、はちゃめちゃな状態になるから大変。

物をゴムの輪っかでまとめていたら、ゴムが劣化して、切れてはいないけど緩んじゃってる!っていうのと似た感じかな…。

重さがかかる箇所が厳しい。頭という重いものを支える首まわり、そして体全体を支える下半身は、とにかくヤバい。ここまでダメだと、本来ならば理学療法士さんにお願いして、リハビリの世界なんじゃないの?!と思ったし、個人的にトレーナーをつけるくらいの状態でしょ~とは思うものの、そんなお金はない。

ということで、自分の身体と対話しつつ、1人で頑張ることにしたんです。

その時のままインフルエンザに罹患して寝込みでもしたら、本当に寝たきりになるんじゃないか?という恐怖も感じたから、とにかく頑張るしかないという気持ちになりました。

もしかしたらダイエットも災ったのかもな~とは思うものの、足腰にとって過剰な脂肪は不要だから、体重を減らしておいてよかった!と思いました。筋肉量が増えたら体重は増加するけど、脂肪が減ればいいだけだから、体重自体気にしてない。体重計に乗ってないし(笑)

とにかく歩くことにしました。隣りをスス~っと走る電動スクーターを、多少羨ましく思いつつも、バスや電車に乗るのは最低限にして、とにかく歩いています。

あと3kg分の脂肪は減らしたい!と、歩いていて思いました。筋力が落ちているというのもあるけど、余分な脂肪は重いし、変に揺れたりされると、歩くのに邪魔なんですね。

しかし歩いても歩いても、減った筋肉はなかなか元には戻らないし、消費カロリーも思っているより大したことがないから、脂肪もなかなか減りません。筋肉が失くなることや脂肪がつくのはすぐなのに、戻すことは簡単じゃないようです…。

やっぱり専門家に
聞かなきゃダメなのかな?

この世の中、こうだからそうなる…だとか、これをやったかああなる…とか、それぞれに理由や流れがある訳で、足の筋肉が育ちが悪いこと、何か違和感があることには、理由があるのかな?と、思うようになりました。

そもそも数年前に左足を捻挫した時、少なくとも1年くらい痛みと浮腫みが消えなかったんです。その後、左足の血管の異常を診断されました。

静脈瘤専門の医師が目視では、問題ないと思いますよ~と言っていたのに、検査したら思いっきり反応が出て、静脈瘤の診断が出ました。血管は浮き出ていないステルスタイプらしい。ただ私は「それだけじゃないんじゃないかな?」と思いました。

静脈瘤って、見た目や浮腫みに問題は出るけど、命に問題はないらしいんです。ただ浮腫みといっても、私の場合は片足が通常の1.5倍くらいまで膨れるから、引きずるくらい重くなるし、痛いし、内出血が凄かったんです。そこまでになると、本当に命に問題ないのかな?って感じですよね。

足の筋力を使うことは、心臓のポンプ機能と連動しているから、足を使わないと心臓の機能が落ちてしまう。でも動脈硬化が起きている場合は、酸素が供給されづらくなるから、筋肉も痩せてしまうらしく、過度な運動をすると筋肉が傷ついてしまうらしい…。

よかれと思ってやっていることが、悪いことになるって、かなりイヤなことじゃないですか?!やっぱり専門家の意見や指導は欲しいですね。

ついでにいうと、まだ子宮が大きかった時、産婦人科で子宮が右に傾いていると、言われました。それを言われる前に、私は右足の股関節の可動域の狭さと、痛みのため、筋膜リリースに通っていました。かなり左右差があること、右足の筋肉が硬直状態になっていることに驚かれました。あとになって、子宮の傾きの話を聞いたので、それが関係していたのかもしれないな~と思っています。

とにかく何かが起きているからには、原因があって、それが起こるためには、さらなる原因があって~という連鎖はあるように思うので、闇雲に歩くのもよくない場合があるかもしれない!と、ちょっと思いました。

ただ医師にもわからないことは沢山あるし、身体の各所を総合的に診てくれる医師は、なかなかいないので、やっぱり情報を入れつつ、自分との対話になるのかな…とも思っています。

最後に

筋肉といって、普通の人があまり思い浮かばないのは、声帯かもしれないですね。

声帯は筋肉です。そして声をある程度の大きさで出すためには、胸筋や腹筋も必要なんです。全身の筋力が低下すると、声ががらがら声になったり、小さい声しか出せなくなります。

そして、本来ならば閉まっているはずの声帯が、開いてしまう状態になるので、会話をしているとそこから過剰に空気が漏れて、酸欠で苦しくなります。

私は今、その状態にあります。

足は歩くことや階段を上ることなどで、筋力が鍛えられます。声帯は…というと、話したり歌うことで、筋力が鍛えられるそうです。

私は転居して以来、スズメベースにあまり行かなくなり、自宅付近に知り合いもいないので、家族以外とはほとんど話していません…。

そして、今年はなんだか感染症が大流行しているので、カラオケ屋さんに行く気にもなれず、声がどんどん出づらくなる方向になっています。今はそれも課題の1つです。

あと、バイトに出るか悩んでいます。

50代ってバイト業界では、完全にシニアの扱いなんですけど、シニアを受け入れてくれるバイト先は、ほとんどが掃除や介護…いわゆる肉体労働系ばかりなんです。

今の私の身体状況で、家事と肉体労働が両立できるのか、その様子見をしているところです。肉体労働はキツい気がするので、自分で何かやれればいいんだけどな~と思っていたり…。

次回はその辺のことを書きます。

夕暮れ。本当は朝焼けを撮りたい。

東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。