今日の1枚(2024/3/8)
世界は美しさにあふれている。
今日の1枚は、君の名は。
いただいたアレンジメント、メインのお花たちがほぼ萎れた頃、最初は硬いつぼみだった白い花が一斉に咲きだした。
フィリング…つまり主役たちの隙間を埋めるための花だったのかもしれない。
その子たちを抜き出して、ボウルにふわっと活けた。
花びらの長さは2センチくらい。
小ぶりで地味な花だけれど、はっとするくらいピュアな空気をまとっている。
豆の花にも似ているし、アリストロメリアにも似ている。
アリストロメリアは、もっと大きいし、お顔にそばかすが入ってるし、違うのかな。
でも名前は分からなくてもいいのかもしれない。
レイチェル・カーソンは、対象をその名前で認識した途端に、人は見ることをやめてしまう…と説く。
ラベリングして安心して、ああ、〇〇だな…で終了。
それがいかに愛らしくて、ピュアで、美しいかを感じることをやめてしまうのだ。
名前の分からない君、すごく可愛いよ。
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