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ガチなミステリーというよりは、コメディ寄りの楽しい物語って感じ:読書録「パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー」

・パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー
著者:ソフィー・エナフ 訳:山本知子、山田文
出版:ハヤカワ・ミステリ(Kindle版)

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邦題がもう、「コメディ」寄りw。


はみ出し者を集めた特別班といえば「特捜部Q」シリーズですが、あっちがどんどんシリアスになってるのに比べたら、こっちは(各メンバー、いろんな悩みを抱えてるんですが)スラップスティックまでは行かないけど、かなりコメディ色が強い仕上がりになってます。
ミステリーも、まあ「添え物」って感じかなぁ。
犯人像そのものが「ネタ」化しつつある気もしますし。


でも僕は好きですね。このシリーズ。
読み始めた頃は前の作品のことは漠然としか覚えてなかったんで、
「えっと〜、こいつはどういう奴やったっけ」
と戸惑いもありましたが、読み進めるとOK、思い出しましたw。
この捜査班。
「厄介者」の集まりであると同時に「再生工場」でもあるんですな。
「回復させる」というよりは、「それぞれの特徴を活かす」って感じで、ヒロインはナカナカ優秀なリーダーでもあるか、と。
ま、コメディですがw。


本作で新メンバーがさらに2名増えてしまったので、次作が出たら、また最初は戸惑うかな?(三銃士もどきの新人、好きです)
でも多分出たら読むと思います。
気楽に読めていいですからね。
もう「特捜部Q」の方は、身構えちゃいますからw。


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