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数学絡みの話はサッパリw。興味深く読めましたけどね。:読書録「2035年の人間の条件」

・2035年の人間の条件
著者:暦本純一、落合陽一
出版:マガジンハウス新書(Kindle版)

暦本純一さんと落合陽一さんの対談ですね。お二人は師弟のようです。暦本さんが落合さんの師匠。
例によって生成AI関係の話なんですけれども、雑誌やネットで紹介されていた中で、音声入力に関して書かれている部分があり、それが面白かったのでついつい買ってしまいました。
僕は音声入力が今一番重要な機能だと思っているので。
個人的に使う頻度もかなり高くなってます。

第1章 チャットGPTは何を変えたのか?
第2章 
テクノロジーがつくる「新しい自然」
第3章 
教えない教育の時代
第4章 
「必要とされる」からの解放

第一章「ChatGPTは何を変えたのか」あたりでは、音声入力についての話が多く入っていて、かなり面白かったです。
二人とも音声入力を相当使っている感じですね。
僕も最近はだいぶ使っているので、そういう意味では共感が持てました。
ChatGPT相手にずっとしゃべっているという話があったのですが、どうやってそれをやっているのかちょっと不明。
コレは少し試したいと思ってます。


第2章や第3章あたりも話としては面白いのですが、数学の話が結構出てきて、そこはさっぱり分かりませんでした。
数学の基礎知識が必要だということはよくわかっているのですが、完全に取り残されてしまいましたね。
今更そこら辺の勉強するって言うわけにもいかないしなぁ。
それでも、方向性としては二人の話し合いの内容は面白かったです。


第4章のテーマとして、今後のAIが広がった世界の中で社会がどう変わってくるかということがあります。
ひとり遊びが重要になるみたいなことが書いてありましたが、これはまあ、そうだよねという話。
西洋哲学的に、「自分とは何か」に悩むということが変わってくるという点は本当にそうなんだろうなと思います。


<落合  無駄に悩む暇があるなら、 A Iを使って自分のやりたいことをやればいいんですよ。だから、繰り返しになりますがひとり遊びの能力が重要になる。いちばんダメなひとり遊びが、自己実現をしたいと悩むこと。自分なんか探していないで、やりたいことを探せばいいのに。>

<落合  でも、もうしばらく経ったら A Iもちゃんと本物の友達みたいに喋れるようになるから、ひとり遊びでも大丈夫ですよ。孤独感は生まれないんじゃないかな。
暦本  いまの時点でも、僕はチャット GPTに悩みを聞いてもらっているような気がする(笑)。それこそ「いいヤツ」ですからね。こちらが何を聞いても、絶対にキレない。人類にはあり得ないぐらいの人格者ですよ。 IQが高いだけでなく、 E Qも無限大。>



AIと友達になれば孤独感がなくなる。
確かに、こないだオープンAIが発表した新しいGPT-4oの機能なんかを見たらそういうのは実感できます。
それでいいのかどうかという議論はありますが、僕としては「いいんじゃないの」派。
確かにIQが下がりそうだけどw、今更ですから。
そうなったらそうなったで、それなりの社会ができてくるじゃないでしょうか。
そこら辺の事は、次の世代の人たちが考えるべきこと…と逃げさしていただきます。
そう言う社会が不幸…とも言い切れない気もするんですよね。
まあ自分がそこにいる可能性はさほど高くないとは思うんで、無責任な感想っちゃあ感想ですがね。

#読書感想文
#2035年の人間の条件
#暦本純一
#落合陽一

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