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今野敏、新シリーズ。…またしてもw:読書録「機捜235」

・機捜235
著者:今野敏
出版:光文社文庫

大活躍の今野敏さんの、またもや「新シリーズ」。
とにかく打率は安定しているので、安心感はあるんですが、既存のシリーズ(個人的には特に「隠蔽捜査」)の進み具合に影響が出ないか、ちょっと心配も。
まあ、冨樫義博(ハンター×ハンター)みたいに休筆してる訳じゃないからいいんですけどw。


で、本作は「機動捜査隊」を舞台にした新シリーズ。
基本は若手が配属されるはずの機捜に、定年間近の刑事がなぜか配属され…
という設定での連作短編集。
この刑事の<実力>が明らかになるのと、若い相棒とのバディ感が高まってくる過程が、連作の中で描かれています。


この定年間近の刑事。
年齢は「57歳」。
…いやぁ、同い年なんだよなぁw。
こういう作品の場合、若手の方に感情移入して読むのがデフォルトと思うんですが(彼の一人称になってるってのもあります)、流石に同い年ともなると…。
「ダメ刑事」だったんだけど、「あるキッカケで」…って設定なんだけど、「ダメ時代」のトラウマが…なんて、話もありますしね。
基本的には「な〜めて〜た〜」パターンなんだけどw。


まあ、今野敏。
安定して面白いのは間違いありません。
少し前に第2作が出版されましたが、すでに購入済み。
今度は長編のようです。
積読を少し片付けたら、手をつける予定です。




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