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『家族』ってふたりじゃダメですか?

ずいぶんと日が空いてしまいました^^;
お久しぶりです、すずまきです。
はじめましての方も、はじめまして、すずまきです。

すずまきのプロフィールというか、ざっくり年表こちらから☆


note5月後半のテーマ、『多様性を考える』に『#これからの家族のかたち』というお題(?)もあるみたいですね。
今日はそのお題に乗っかってみたいと思います(^^)


『家族』と聞いて、どんなイメージがありますか?

お父さんがいて、お母さんがいて、ふたりくらい子供がいて…。
おじいちゃんおばあちゃんも一緒にいるかもしれない。

上記はあくまでわたしのイメージです。
ていうか、わたしの育った家がまさにそういう家族構成でした。
そういえばわたしの夫の家も同じような家族構成ですね。

こういうイメージをお持ちの方、多いのではないかと思います。


そこで今現在のわたし自身を振り返ってみると…。

あれ? なんか違うぞ???

今現在、わたしの『家族』は夫ひとり。
まぁ、『家族』が「生計を同じくする者の集まり」だとするならば、の話ですが。

そこに同居していない両親や兄弟を加えても…うん? イメージの『家族』とは違う???

やはりそこに「子供」がいないから…。

「子供」がいないと『家族』が成り立たない。

…そう思っていたから、ずっとずっと、長い間、一生懸命不妊治療に取り組んでいたんじゃないかと思うんです。

夫と『家族』になるためには、「子供」がいないと。
子供を産んで、お母さんとお父さんになって、『家族』にならないと。

…そんなふうに、心の何処かで考えていた気がします。

以前職場で同僚に聞かれたことがありました。
「すずまきさん、お子さんは?」

わたしはフラットに答えたつもりでした。
「あ、いないです〜」

すると彼女は咄嗟に言いました。
「ごめんなさい!」

…ん?
わたし、謝られるようなコト、言ったかな?

その時はそれほど気にならなかったのですが、後になって脂っこいモノを食べ過ぎた時の胃もたれのように、じわじわと重い気持ちになってきました。

やっぱり、子供がいないことは相手にも気を遣わせてしまうくらい、不自然なことなんだな…。

そう思うと、ますます不妊治療を頑張って、子供を産まなきゃ!というあまり良くないループにはまっていきました。

そして結局子供を授かることはできなくて。
諦めなきゃいけなくなった時、本当に悲しくて悲しくて、どうしていいかわからなくなりました。

子供を産むことを諦めて、しばらく経った今。
今は、夫とふたりで『家族』ってのもアリだよね、と思っています。

少し前、FLOW(※)のMayumiさんがInstagramでおっしゃっていました。
「子供がいなくても、夫婦ふたりで、『ふたり家族』です」と。
そのとおりだ!!! とひとりで首をぶんぶん上下に振って頷いてしまいました。

うん、それでいいんだよね。

そのあとタイムリーなことに(?)瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』という小説を読みました。
映画化もされたのでご存じの方が多いと思いますが、『家族』がテーマのお話です。

『家族』だけど、必ずしも血が繋がっていないといけないわけじゃない…。
血が繋がっていなくても、温かく、優しい『家族』のお話。

…そうか、「血縁」すら、『家族』の必須条件ではないんだな。

世の中にはいろんな、本当にさまざまな『家族』がいるんだな、とこの歳になって気づきました。

わたしたちのような『ふたり家族』も、その小説のような「血の繋がっていない『家族』」も、「お父さんがいて、お母さんがいて、ふたりくらい子供がいて…」というオーソドックスな『家族』も、みんな『家族』。
もちろんシングルマザー、シングルファーザーの『家族』も、ステップファミリーの『家族』も、同性カップルの『家族』も。

わたしが思いつかないだけで、そのほかにも本当にたくさんの『家族』のかたちがあるんだろうな。

その人が『家族』と思えばみんな『家族』。

それでいいんだと思います。
そういう世の中であって欲しい。

というわけで。
我が家は、夫婦ふたりで『ふたり家族』です。


※FLOWはまさに女性の「多様性」がテーマのプラットフォームです。
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