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書記の読書記録まとめ

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今までに読んだ本についてのレビュー。 ブクログ:https://booklog.jp/users/9512a62a15b04973
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#バイオインフォマティクス

書記の読書記録#461『バイオインフォマティクス: Pythonによる実践レシピ』

Tiago Antao(翻訳:阿久津 達也,竹本 和広)『バイオインフォマティクス: Pythonによる実践レシピ』のレビュー レビュー本書はPythonによるバイオインフォマティクスのクックブックで,一通りの項目は網羅されている印象。あらかじめサンプルコードを見て雰囲気を確認しておくと良い。 もくじ1. Pythonとソフトウェア環境 2. 次世代シーケンス・データ解析 3. ゲノム解析 4. 集団遺伝学 5. 集団遺伝学のシミュレーション解析 6. 系統解析

書記の読書記録#277「東京大学バイオインフォマティクス集中講義」

高木 利久(監修)「東京大学バイオインフォマティクス集中講義」のレビュー レビュー主に東京大学の教授陣によるバイオインフォマティクスの案内書。本当に何も知らない人向けか。 続く教科書としては以下をオススメしておく。 もくじ基礎編 バイオインフォマティクスを学ぶ前に知っておこう ・生物情報科学とは何か-バイオインフォマティクスのなりたちとこれから ・生命科学からみた生物情報科学 ・情報科学の学び方-バイオインフォマティクスの基礎として ・分子生物学、生化学、細胞生物学の

書記の読書記録#79「バイオインフォマティクス データスキル オープンソースを使ったロバストで再現性のある研究」

V.Buffalo著「バイオインフォマティクス データスキル オープンソースを使ったロバストで再現性のある研究」のレビューと読書記録 レビューバイオインフォマティクスの研究で最も時間を割くであろう「Unix」について特に重点的に扱っている。あとは必要に応じてRやPython,SQLを導入している。 訳は2020年9月出版だが,原著は2015年出版で時差があるところに注意,直接の写経でなく適宜調べながらの操作になると思う。 読書記録# 1p1〜62 ・再現性とロバスト性・

書記の読書記録#68「よくわかるバイオインフォマティクス入門」

藤博幸「よくわかるバイオインフォマティクス入門」のレビューと読書記録 レビューバイオインフォマティクス (BI)の概念や手法などを広く知るには良い本だと思う。課題設定に悩んでいたり,実験するにはまだ知識が不安な人向け。データベースや機械学習について1章割いているのが個人的にはありがたい感じ。 読書記録# 1p1〜32 ・セントラルドグマ・変異と置換・遺伝的浮動・ホモログ:オーソログ,パラログ・配列DB・配列アラインメント:動的計画法・分子時計・遺伝子重複,ドメインシャッフ

書記の読書記録#11「進化で読み解くバイオインフォマティクス 入門」

長田直樹「進化で読み解くバイオインフォマティクス 入門」のレビューと読書記録まとめ。 レビュー「進化」を主眼としているため,特に遺伝子についてのバイオインフォマティクスの内容が多い。全体としては理論書,実際にソフトを動かすにあたっておさえておきたい内容だと思う。 個人的には手元に置いておきたい本。 タンパク質についてはこちらがおすすめ: 読書記録まとめ(9/23〜9/27)# 1 p1〜61 (Chapter1は省略)・集団遺伝学,分子進化学・進化:遺伝子頻度の世代に

書記の読書記録#4「バイオインフォマティクス入門」

本記事は,日本バイオインフォマティクス 学会編「バイオインフォマティクス入門」についてのレビューとまとめである。 レビューさすが学会公認だけとあって,「バイオインフォマティクス」とひとくくりに見たときに必要な知識が程よくまとまっている印象。なお,学会の主催する「バイオインフォマティクス技術者認定試験」の対策テキストとして真っ先にあげられている。この分野に興味があるのなら,まず本書でその範囲を確認すると今後の見通しが良くなると思う。実技については書いていないので,自分の関心の