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書記の読書記録まとめ

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今までに読んだ本についてのレビュー。 ブクログ:https://booklog.jp/users/9512a62a15b04973
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2022年12月の記事一覧

書記の読書記録#739『アナログ電子回路』

大類 重範『アナログ電子回路』のレビュー レビュー日本理工出版会から発行されていた『アナログ電子回路』(1999年12月)をオーム社から発行するもの。いかにも教科書という印象で使いやすくはある。 もくじ第1章 半導体の性質  1-1 物質の構造と電気伝導  1-2 真性半導体  1-3 不純物半導体(n形半導体とp形半導体)  1-4 多数キャリアと少数キャリア  演習問題 第2章 pn接合ダイオードとその特性  2-1 pn接合  2-2 pn接合ダイオードの電圧-電

書記の読書記録#738『問診票の回答と主訴から適合処方をさがす 漢方医学入門』

橋本喜夫『問診票の回答と主訴から適合処方をさがす 漢方医学入門』のレビュー レビュー症状に対して何の漢方を用いるかを問診票の事例から紹介。弁証論治とはまた別の方法ではあるが,非専門家でも使いやすいというメリットはある。 もくじ漢方問診票の解説と使い方 漢方問診票 臨床メモ A 全般的な体の状態についてお聞きします。 B はつねつ,さむけについてお聞きします。 C ひふについてお聞きします。 D あせについてお聞きします。 E あたまについてお聞きします。 F かお・目につ

書記の読書記録#737『信号処理入門 (計測・制御テクノロジーシリーズ)』

小畑 秀文,田村 安孝,浜田 望『信号処理入門 (計測・制御テクノロジーシリーズ)』のレビュー レビュー「信号処理」と呼ばれる分野を一通りまとめた教科書。入門にしてはハイレベルな内容が多く,学習には1ランク簡単な参考書が欲しいところ。 もくじ1. 信号とシステム 1.1 信号の表現 1.1.1 信号の定義 1.1.2 関数としての表現 1.1.3 値の並びとしての表現 1.1.4 離散的信号の表現 1.1.5 実装上の信号の分類 1.2 システムの表現 1.2.1 図式表

書記の読書記録#736『演習で学ぶ基礎制御工学 実践編』

森泰親『演習で学ぶ基礎制御工学 実践編』のレビュー レビュー同シリーズ『演習で学ぶ基礎制御工学』の問題集といった立ち位置で,より難しい問題を知りたい人向け。 もくじ第1章 システムと制御 第2章 ラプラス変換 第3章 伝達関数 第4章 ブロック線図 第5章 周波数応答 第6章 ボード線図 第7章 過渡特性 第8章 システムの安定判別 第9章 制御系の設計 第10章 部分的モデルマッチング法 第11章 根軌跡法 第12章 設計例の演習 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#735『演習で学ぶ基礎制御工学』

森 泰親『演習で学ぶ基礎制御工学』のレビュー レビュー古典制御に関する例題メインの教科書で,一通りやれば計算に慣れることができる構成。 もくじ第1章 システムと制御 第2章 ラプラス変換 第3章 伝達関数 第4章 ブロック線図 第5章 周波数応答 第6章 ボード線図 第7章 過渡特性 第8章 システムの安定判別 第9章 制御系の設計 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#734『基礎からわかる時系列分析 ―Rで実践するカルマンフィルタ・MCMC・粒子フィルター』

萩原淳一郎,瓜生真也,牧山幸史『基礎からわかる時系列分析 ―Rで実践するカルマンフィルタ・MCMC・粒子フィルター』のレビュー レビュー主に状態空間モデルの教科書で,実装と理論バランスよく揃えている。馬場『時系列分析と状態空間モデルの基礎: RとStanで学ぶ理論と実装』と並行すれば初心者卒業には十分だろう。 もくじ第1章 はじめに 1.1 時系列分析とは 1.2 時系列分析における推定対象の考え方 1.3 Rの利用 1.4 本書で用いる表記 第2章 確率・統計

書記の読書記録#733『論理回路入門(第4版)』

浜辺 隆二『論理回路入門(第4版)』のレビュー レビュー電子回路の基本となる論理回路について,組合せ回路・順序回路の初歩的な設計まで本書でカバーできる。 以前の版で軽く学習したことがあった。 もくじ第1章 数と符号の表現 第2章 論理関数 第3章 論理関数の簡単化 第4章 組合せ回路 第5章 順序回路 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#732『制御工学の基礎』

足立 修一『制御工学の基礎』のレビュー レビュー制御工学のうち,特に古典制御の初歩的な内容を丁寧に示した本で,制御工学の教科書で最初に読んでおいてもいいだろう。 もくじ第1章 制御工学の全体像  1.1 制御から連想するものは?  1.2 力学系の制御―フォードバック制御の概観  1.3 制御系設計の手順     本章のポイント     Control Quiz 第2章 複素数とラプラス変換  2.1 複素数  2.2 ラプラス変換     本章のポイント     Con

書記の読書記録#731『信号・システム理論の基礎―フーリエ解析、ラプラス変換、z変換を系統的に学ぶ』

足立 修一『信号・システム理論の基礎―フーリエ解析、ラプラス変換、z変換を系統的に学ぶ』のレビュー レビュー信号解析の基礎となるフーリエ解析、ラプラス変換、z変換について,必要なところに絞って説明されている。同著者『制御工学の基礎』とセットで。 もくじ1. 信号とシステム 1.1 信号の分類 1.2 基本的な連続時間信号  1.2.1 正弦波信号  1.2.2 複素指数信号  1.2.3 単位ステップ信号  1.2.4 単位インパルス信号  1.2.5 矩形信号  1.2

書記の読書記録#730『ディジタル電子回路―集積回路化時代の―(第2版)』

藤井 信生『ディジタル電子回路―集積回路化時代の―(第2版)』のレビュー レビュー電子回路のうち,論理回路を含むデジタル電子回路の簡単な教科書。例題や演習問題のフォローもしっかりしている。 もくじ第1章 アナログ回路からディジタル回路へ 第2章 ディジタル回路の論理関数による表現 第3章 集積化基本ゲート 第4章 組合せ論理回路 第5章 フリップフロップ 第6章 順序回路 第7章 A/D・D/A変換回路 問題解答 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#729『電子計算機概論』

黒川 一夫,見山 友裕『電子計算機概論』のレビュー レビュー1990年初版,2001年改訂と約11年間の変化を反映している。 本記事のもくじはこちら:

書記の読書記録#728『工学基礎 ラプラス変換とz変換』

原島 博,堀 洋一『工学基礎 ラプラス変換とz変換』のレビュー レビュー線形システムや電気回路に必要なラプラス変換とz変換についての簡単な教科書。制御工学の学習に役立つ。 もくじ第1部 ラプラス変換とは何か(ラプラス変換の基礎;ラプラス変換の数学的な補足) 第2部 ラプラス変換による微分方程式の解法(定係数線形常微分方程式の解法;連立微分方程式、微積分方程式、偏微分方程式の解法) 第3部 線形システムとラプラス変換(線形システムの取り扱い;ラプラス変換と電気回路;ラプラス

書記の読書記録#727『計算機工学概論』

奥川 峻史,柳瀬 龍郎『計算機工学概論』のレビュー レビューコンピュータの中身についての簡単な教科書で,基本情報技術者試験くらいのレベル感。 もくじ1. 計算機の基本構成  1.1 ハードウェア, アーキテクチャ, ソフトウェア  1.2 計算機の基本構成  1.3 プロセッサの構成  1.4 データの表現と演算 2. 論理回路  2.1 集積回路の製造プロセス技術  2.2 論理回路  2.3 論理関数とその表現  2.4 基本論理ゲート  2.5 組合せ回路と順序回路

書記の読書記録#726『ジェネラリストのための内科診断リファレンス: エビデンスに基づく究極の診断学をめざして』

上田 剛士著,酒見 英太監修『ジェネラリストのための内科診断リファレンス: エビデンスに基づく究極の診断学をめざして』のレビュー レビュー内科で見られる主要疾患が一通り網羅されており,診断の参考となる情報が列挙されている。ある程度知識がある人向けの辞書。 もくじA 主要症候・内科一般 1 体重減少 2 浮腫 3 リンパ節腫脹 4 動悸 5 めまい 6 失神 7 ショック 8 意識障害 9 発熱 10 脱水・出血 11 心肺停止 12 血液ガス 13 維持輸液と栄養学 14