昔あこがれたタルトの型-すずころ日和 子-
こんにちは。皐月です。
春の雨。このところ毎日降ったり止んだりの日。
久しぶりに爽やかに晴れた今朝。
散歩では陽射しが長袖を突き抜けているのか、首や顔が痛く感じた。
毎年思うけれど、日焼け止めを塗っていてもイタイと思うならやはり肌は焼けているのだろうか。
先日、中学生になった子が「部活お休み!」とご機嫌で帰ってきた。最近は週4日が部活のスタンダードらしい。
私の頃は下手すると週7日?先生の負担も子ども自身の負担も、どちらも考えるとこのくらいがベストだろうと思う。自主練はする子はするだろうし。
おかげさまで我が子は、中学校に元気に通っている。
朝も小学生時代と同じ時間に起きて、登校時刻が遅くなった中学校にはゆっくり準備してくつろいでいる。朝は途中まではすずの散歩がてら付き添って。
当たり前のように、歩いて登校して。授業を受けて、量が多くなった給食を食べて、放課後は部活にも行く。もう本当に、感無量だ。
小6で学校に行けなくなって「それがいつかは経験の一つとしてふりかえることができる」そう信じてもつらく苦しかった一年前。
今のこの姿は、そのときの経験もきっと生きているのだと信じている。
部活のない日の朝、彼女は「帰ったらチーズケーキをつくっていい?」と聞いてきた。「もちろんいいよ」そう答えながら、心はびっくり。
なんといってもまだ4月。学校に部活、あたらしい環境は楽しくても疲れもでるだろう。それども早く帰った日には「お菓子作りをしたい!!」そういう彼女。
実は春休みに「ガトーショコラ」を作る!といってつくってくれたコチラ。
どうやらタルト型でつくるのが本来だったらしく、ケーキ型作ったお菓子はできあがって包丁をいれると見事にバキバキに折れてしまった。
なので。リベンジのタルト型。
買い物先で彼女が「買って欲しい!」とねだったのは300円のタルトの型inダイソー。
昔わたしも「欲しいな」と憧れたタルトの型。お菓子作りに興味をもった中高生時代。当時は雑貨屋さんで軽く2000円はこえる品を見てうっとりしたお菓子用品。
それが、ダイソーで買える今。
性能が違うのかもしれないけれど、初心者には十分だろうとカゴに入れた。
好きなことをして、ストレス発散。
その一つが彼女にとってはお菓子作りなのだろうと最近は思っている。
なので、よほど夜ではないかぎりは「どうぞ」と台所を開け渡している。
夕飯はどうにでもなる、と。
学校から帰って、着替えるとすぐに日曜日に買っておいた生クリームやクリームチーズをだして、作業に取り掛かる。
オーブンの余熱も使えるようになり、今回私の出番は全くなかった。成長シタネ。
もくもくと携帯のレシピをみて、焼き上がったケーキはとても美味しそうな匂い。それの粗熱がとれたら冷蔵庫で2時間。
彼女の興味は焼き上がって、冷蔵庫にいれたら途切れる。
立ちっぱなしで足が痛い、といってゲームを始める子ども。
お片付けは食べる私がやるのが今のルール。ボウルやミキサーを洗って、軽い夕食を急いで作る。
2時間たった午後9時。冷蔵庫から出したそれは、見事なベイクドチーズケーキ。
完成。
切り分けるのは、いつも私。なので「今日はやってみたら」と包丁を握らせてみた。恐る恐る、でも力を込めて切るタルト型のケーキ。
ゴリっという音はしたけれど、見事な切れ目。台も崩れずの大成功。
一番大変だったのは台作りだそう。クッキーを粉々にする作業。
バンバンいっていたのだろうと思うけれど、母はソファでぐっすりでしたよ。
美味しいケーキ。
私は作ったこともないチーズケーキ、しかもタルト型。
中学生になったわが子が作ってくれて、家で食べられる幸せ。
いや、もう最高だ。
下の子もとてもおいしかったらしく、めずらしくケーキのおかわりを狙っていた。けれど流石の夜中。また明日ね。
残りの数が微妙だったので、上の子に食べるか聞くと
「私はもういらないから、みんなでどうぞ〜」
「私は、つくるのが好きなの」
大人なのかい??
残ったケーキは下の子と私で翌日仲良く全部いただきました。
私は自分でたまに何か作っても、しっかり食べる方も参戦するなあ。
きっと私なら一度しか使わないであろうタルト型。下手すると買って満足、、の予感さえするお品。
彼女は「次は…」とご機嫌だ。
また、よろしくお願いします。
ああ、夜のデザート用にノンカフェインのコーヒーも常備しなくっちゃ。
今日も最後までありがとうございました。
親子で似ないあるある。
あなたもきっとありますよね。
ではでは、また。
皐月
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