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Down Underを知る

皆さんはこの曲を知っていますか?Men At Workというオーストラリアのバンドグループの大ヒットソングです。とは言ってもかなり昔の曲なので、私も本当につい最近、知人に教えてもらい知りました。

1981年にリリースされた曲のようなので、約40年前くらいの曲になりますね。

オーストラリアでは今も尚、愛されている曲で、2000年のシドニーオリンピックの閉会式の際にも歌われたようです。(この動画の再生回数が1,9億回数越えということにも驚いた!)

PVはコミカルなのですが、英語の勉強がてら、歌詞を読んだり、調べていくとかなり意味が深い!!

そもそも、タイトルでもある「down under」これはオーストラリアのことをさしています。南半球に位置するため、ちょっと皮肉っぽく「Do you come from a land down under? /君はオーストラリアから来たのかい?」という歌詞が出てきます。

その他にも、オーストラリアで有名なvegemite (ベジマイト)や、オーストラリアスラング(Chunder(嘔吐),Zombie(マリファナ))が歌詞に出てきたりと「オーストラリアのことを歌われている曲」には変わりないのですが、

「貪欲な人々によって略奪された国(オーストラリア)のことであって、失われたオーストラリア精神についての歌だ」

と作詞をしたボーカリストが説明もしているそうです。

なるほど。


音楽はその時代を歌っていたり、世の中に訴えたいメッセージがあったりしますよね。


その流れでもう一個。これはアメリカのBruce Springsteenの”Born in the U.S.A.”という曲です。

アメリカ万歳!!というような曲だと誤解されていたこともあるそうな。

曲調はかなりカッコいいですよね!

でも、歌詞を見れば戦争反対の意志や、アメリカを批判していることがよくわかります。

もう歌詞の冒頭から、なかなかです。「Born down in a dead man's town/死人の街に産まれた」という歌詞。

ベトナム帰還兵をテーマにした曲でもあるようで、a rifle(ライフル)やthe yellow man(黄色人:差別用語ですがアジア人(ベトナム人)を指している)も歌詞に出てきます。

”I am American”ではなくて、”I was born in the U.S.A.”と歌っていることにも意味の深さを感じますよね。出生地がアメリカなんだ!っということを強調されている感じがします。


この2曲を教えてもらってからYoutubeでエンドレス。実際に再生されていなくても、頭の中はBGMが再生中。

英語学習で机に向かって、問題をひたすら解くのも時には必要ですが、こう言った時代背景がわかる曲を深掘りしたり、スラングや新しい単語を知ったりするのもいいですよね。





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