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「ヤンキー紅茶」

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【お買い物】


12歳の時
母親のお使いの為
銀座に1人で買い物に行って来た。

本当は
母親1人で銀ブラしに行き
ルンルン気分でショッピングを
シャレこむ予定だったらしい。

しかし急遽
急ぎの仕事が入ってしまい
行けなくなってしまったと言う。
(´・д・`)ショボーン

この時
どうしても買いたい物があったらしく
それを代わりに俺が
買いに行く事いなった。

その買いたい物は
紅茶のアールグレイと言う
高級茶葉が欲しいと言ってた。
(´∀`*)ウフフッ

俺は
どんな物かさっぱり解らず
母親に買う場所と品物を
詳しく聞く事にした。

しかし母親は
「どっかで売ってるよ」
「そこで名前を言えばわかるよ」
そうとしか教えてくれなかった。

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【我慢の限界】


仕方ないので俺は
紅茶のアールグレイを買う
このわずかな情報だけで
銀座に行く事になった。

この紅茶が
銀座で売ってると言う情報は
どうやら以前母親が
テレビ番組を見てしたらしい。

しかしその番組の内容を忘れ
どこで売ってるのか
解らなくなったと言う。
(*・д・*)ワカラナイ

でも
凄く美味しそうな紅茶で
とうとう最近飲みたい気持ちが
我慢できなくなったらしい。

そして休みの日に
銀座買いに行こうとしたら
こんな時に限って仕事が入り
行けなくなったと言う。

でも来週
仕事がない日曜日に買いに行けば
問題ないはずだったのだけど
飲みたくて我慢できなと言ってた。

その熱意に負けた俺は
1人で銀座まで
買いに行かされる事になった。
ε-(・д・`;)フゥ…

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【別世界に1人】


俺は
電車での行き方を調べて
母親から1万円もらい
買い物に向かった。

しかし電車での行き方は
簡単だから解ったけど
改札の出方が解らない。
|ω・`)ショボーン

なので
全部駅員に聞いて出口に向かい
何とか乗り換えが出来た。

そして無事銀座に到着し
周りを見てみると
高いビルがたくさんあり
みんなオシャレな服を着てた。

この時の俺は
ジーンズにシャツにジーパン姿で
明らかに異質な存在になってて
何かもう恥ずかしくてたまらない。

でも俺は
勇気を振り絞って
銀座の人混みに入り
出来るだけ目立たないようにした。

この時銀座の駅を出ると
大勢の人が流れていく方向があり
その波に乗って俺も歩いた。
ランラン♪((ヽ(*'ェ'*)ノ))

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【突撃】


するとテレビで見た事ある
歩行者天国の中央通りに出て
車道のど真ん中に屋台があり
凄くにぎわってた。

とりあえず俺は
フランクフルトを買い
歩きながら食べて
売ってそうな場所を探す。

すると遠くの方に
CMで見た事ある「三越」を発見し
「あそこになら紅茶がありそう!」
そう確信して向かって行った。

三越に到着すると
化粧品の香りが入口から出てて
店内の高級感が俺を阻む。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ

しかし俺は
母親に高級茶葉と聞いてたので
高級な物が売ってる場所は
ここしかないと確信した。

なのでもう俺は
頼まれた物を買うには
三越に入るしかなく
死ぬ気で突入していった!

そして売り場案内を見ると
どうやら地下2階のお総菜売り場に
お茶屋さんがある事が解った。
オオ♪(ノ)’∀`(ヾ)

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【店内探索】


地下2階に行く為
エレベーターに乗ると
エレベーターガールの女性が
「何階?」と聞いてくる。

この時の俺は
エレベーターに1人だけ乗ってて
完全に迷子のお子様状態だった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

そして俺は
「地下2階お願いします」と言うと
その女性が鼻声で「B2いきま~す」
そう言ってくれた。

その後無事に地下2階来た俺は
早速お茶屋さんを探す為
フロアーを探索する。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

なんとそこには
色々な場所で試食が出来て
全部食べたくて仕方ない。

しかし買う気も無いのに
試食だけする事も出きず
我慢してお茶屋さんを探した。

その後
お茶屋をやっと見つけて入ると
全部ありえないほど
高価な値段が付いてて驚いた!

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【紅茶診断】


このお茶屋で俺は
目的の「アールグレイ」を
店員の女性に聞いて
売り場に案内してもらう。

するとそこには
アールグレイが5種類位あり
母親がどのアールグレイが欲しいか
解らない。

そこ事を女性の店員に言うと
「お母さんどんな性格?」
そう聞いてきたので
「ヤンキー!」と答えた。

すると女性店員が笑いをこらえ
「ならこれがいいわ」と言って
5000円の物を進めてきので
それを素直に購入した。

そしてまた来た道を戻り
やっと家に到着して
母親に紅茶をわたして。
無事にミッション完了する。
ε-(ノд`; )フゥ…

この時母親は
「テレビで見たのと違うけど
アールグレイなのね」と言い
とりあえず納得してくれた。

その後母親が
早速紅茶の茶葉で紅茶を作り
俺も飲ませてもらうと
別世界の味で感動してたのだった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

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