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#13 主語はどこにある?

2022.12.23教育ニュースより。

NPOの日本標準教育研究所が実施した調査によると、「主語」について、中学校1年生で半数以上が正しく認識できていないことが分かった。

「主語」「述語」は小学校2年生の学習内容となっている。

令和3年と令和4年の2年間に実施した調査対象は、のべ2万7000人の小学3年生以上の児童と中学1年生。


「主語」「述語」という言葉の意味を説明した上で、例文の中から主語や述語を特定するという筆記試験形式の調査によるもの。

算数の文章題も正答率が低い傾向にあり、文章を読む上での基礎基本を正しく捉えるための指導が求められていることが浮かびあがった。


主語―述語、連体修飾語―体言などの係り受け関係を正しく認識できないと、読み書き計算分野の学習に悪影響をもたらす‥‥

ということを指摘したのは『AIvs.  教科書が読めない子どもたち』の著者、新井紀子氏である。

講演会で聴いたのは2018年。

あれから状況は変わっていないということか。

私が日々向き合っている海外留学生(米露中韓など)は「日本語は微妙なところが難しいです」と言いながらも、高度な小論文を書く学生が多い。

日本語や韓国語は文法体系が似ていて、主語を省略しても推測できる構造になっている。

各発達段階で高度化していく表現を正しく理解し身に付けていかないと、後々苦労することになる。

私の文章も会話も相当に怪しい。
このnoteの文章だって、添削されたらバンバン朱が入るに違いない。