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ワレ定年二突入セリ! 【#1 セレモニーは感慨ゼロの巻】

【はじめに】

2024年春、私は37〜8年勤めた会社で定年を迎えた。
55歳の時に会社は定年退職に向けた説明をしてくれた。
あれから5年、私が定年を迎えるにあたり、何を学び、どう考え、どんな決断をしたのか?
いま次々と直面している定年近辺の手続きや決断について、備忘録として記録していこうと思う。
このnoteが私と似た状況の後輩たちにとって、少しでも参考になるように願う。


定年の日

 私の勤めていた会社は月の中頃の”決められた日”が退社日となる。”決められた日”が10日じゃないけど10日として説明すると、10日の前が誕生日の人はその月の10日が退職の日、10日を過ぎて誕生日だったら翌月の10日が退職の日。
私の場合、金曜に誕生日を迎え、退職の日は明けた月曜だった。
 週末、仲間たちから還暦のお祝いをしてもらい、楽しい気分だったが、明けて月曜に”最後の一言”のスピーチをさせられるという、間髪置かずな流れだったが、正直何も感慨深いものはなかった。
60歳になったと言っても、急に腕が上がらないわけでも、腰が曲がったわけでもなく、体調は普通。
いつも通り会社に行ったら、管理部の人から「18時ころセレモニーなんで・・・」と言われ、
その時間に社員のみんなが集まってくれて、花束もらって、偉い人から薄っす〜い褒め言葉でねぎらわれて終了。こんなモンである。

 最近は定年を延長する会社も増えてきているが、私の勤めていた会社は60歳が定年。しかし、希望者は給料や社員のランクは下がるが、5年ほど雇用を延長できるシステムがある。
遡ること5年前、人事に呼ばれ定年に向かった大まかな流れを説明され、雇用延長も説明されたのだが、まだ自分が定年になることなんてピンときていないので、聞くには聞いたがどこか他人事のような気持ちであった。
この定年退職の日に全ての手続きが終わるはずもなく、いま定年から1ヶ月半経過しているが、まだ色々と手続きは続いている。
定年の数ヶ月前から具体的に動き始めているので、かれこれ4〜5ヶ月は続いているだろうか?
企業年金の手続きや、雇用延長の手続き、会社へ兼業・副業の申請、退職金の手続きなどなど・・・。
申請用紙、役所で住民票、契約書、マイナンバーカードなどなど・・・
先輩社員に聞いてはいたけれども、聞くとやるとは大違い。
先輩社員が簡単そうに答えてくれた決断も、いざ自分の番になったら悩みまくり。

 ここではお伝えできる範囲でサラリーマンが迎える定年について、5年前に遡って、順にお伝えしていこうと思う。
その中には、『雇用延長するか?しないか?』や、『定年後はどう生きていく?』など、解のない問題を順番に決めなければならなかった。
先輩社員の参考になる話や、体験談。
読んで参考になった本や、ならなかった本。
やれマンション買っとけ!とか、奥さんを社長にしろ!とか、定年後のサバイバル術の本は色々あるけれど、私が参考になったのは数冊だけだったな〜。

 なんとか定年後の生き方も決めはしたが、もしかしたら、私はまだゴールインしていないのかもしれない。
私は定年後の舵を切ったばかりなのだ。

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