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弁護士の選び方②「こんな弁護士はやめておけ!」

日本弁護士連合会作成の弁護士会別会員数の資料によると、令和5年3月1日現在、日本には44982人の弁護士が活動しています。

今日は、弁護士の選び方シリーズ、「こんな弁護士はやめておけ!」をお伝えします。
※あくまで私一個人の意見です。

①連絡がつかない


こんなことを言うと、他業界の方々から怒られるかもしれませんが、弁護士業界は、「折り返しが無い」、「いつまでたっても連絡が無い」といったことがよくある業界です。
 
弁護士は、毎日のように裁判所に行ったり、警察署に行ったり、依頼者さまと打ち合わせをしたり、書面を作成したり、忙しく活動しているために、常に即日折り返しをすることができないことは、どうしてもあります。
 
私も、どうしても当日に折り返しができないこともありますが、翌日には折り返すようにしています。
 
ただ、1週間などの長期間、折り返しもしない弁護士が存在するのです。
信じられませんよね。ただ、実際に存在するのです。
 
あなたにとっての一大事を依頼しているのに、連絡もつかないなんて、絶対に嫌ですよね。
 
ただ、実際に依頼していない状態で、連絡がつかない弁護士かどうか、どうやって判断すればいいのでしょうか。
そんなあなたにお勧めの方法は、Google口コミを確認することです。
 
Google口コミも、サクラが混じって信用性が無いのでは?と思う方もいるでしょう。
ここで見るべきは、「連絡が付かない」「折り返しが無い」「報告が無い」という声が無いか、という点です。
 
「連絡が付かない」「折り返しが無い」「報告が無い」という声がある弁護士には要注意です。

②調子の良いことを言う


弁護士報酬は、一般的に着手金(依頼時)と報酬金(終了時)という2回に分けて支払うことが多いです。
 
要するに、弁護士にとっては、あなたの依頼を受ければ売り上げになる。
依頼を受けなければ、売上にならない
、ということです。
 
売上がほしい!と思っている弁護士はどうするでしょうか。

そうです、調子の良いことを言って、あなたの期待を煽って、依頼を受けようとするのです。
 
過去の事例からみてあり得ないことも「できます」「やれます」「頑張ります」などと調子の良いことを言って、依頼を受けようとします
 
そんな利益主義の弁護士には要注意です。

無責任に依頼を受けて、依頼さえ受けてしまえば、後からどうにでも言い逃れできる、と考えているようです(こういう弁護士は、連絡が付きにくいこともよくあります。依頼だけ受けて、きちんとご依頼を解決できないから、申し訳なさもあって連絡ができないのかもしれません)。
 
むしろ、はっきりと不利なことを言う弁護士の方が信用できると思います。

私は、そういった思いで、不利なことでも、ご依頼いただく前に、はっきりと見通しをお伝えするようにしています。
 

③法律論ばかり振りかざす


 
「法律ではこうなってます」
「これはできません」

 
そんな杓子定規のことばかり言う弁護士は信用できません。
 
たしかに、弁護士という立場上、法律の内容や、裁判所の判断の見とおしなどについては、依頼者さまに説明を尽くす必要があります
 
ただ、依頼者さまが重視している点や、感情的な部分、いま置かれている環境などを考慮しないままに、法律論だけを振りかざす弁護士への依頼は、やめておいたほうが良いと思います。
 
弁護士が解決するのは、目の前の依頼者さまの抱えている問題です。
法律や制度は、あくまでその方法にすぎません

もちろん、法律や制度に精通していないことは論外です。
ただ、法律論だけを考えて、目の前のあなたのことを、一生懸命真剣に考えられない弁護士に、依頼をすることはお勧めできません

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