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東京都知事選の情報、報道するメディアにたくさんの課題が、木曜2限⑫-1

7月4日木曜2限の「スタディ・スキルズ講座」の第12回は、7日の東京都知事選の投開票日を前に、これまでの授業の流れを踏まえて、今回の選挙についてグループで意見交換しました。
<都知事選について意見交換しました。ふりかえりを自由に書いてください。>

◆私のグループは有権者の人が一人しかいないグループでした。また56人の立候補者がいるなかで話題に出てきたのは小池さん、蓮舫さん、石丸さん、田母神さんぐらいで、その他の立候補者については名前も分からないという感じでした。また、私のSNSでは選挙についての真面目な情報はほとんど流れてくることはなく、政見放送で服を脱いだり、不適切なポスターを貼ったりなどの話題しか流れてこないので、正しい情報を得ようと思ったら私はテレビのニュースを見ます。また、テレビであまり取り上げられてない立候補者についてはどこか胡散臭さも感じられます。これは私が小さい頃からテレビニュースから情報を得てきたのでこれが世論であるというような固定概念がそうさせてるのだと思います。SNSは情報が多すぎて、関心のない話題の情報を自分で取捨選択するのはとても負担なので、選挙などの政治の話題ではテレビニュースを見るのかなと思いました。しかし、それを全てだと思うことはとても危ない思想なので、ニュースで得た情報をどこまで信じるか、またニュースから得た情報を元にターゲットを絞ってSNSで調べてみることが重要だと思いました。(3年)

◆石丸さんはインターネット利用し、若者世代の人気を集めていたけど結局若者は選挙に行かないので、テレビを中心に活動している小池百合子さんや蓮舫さんが優勢なのかなと思いました。自分は群馬から東京に上京してきて、東京に住んでるけど選挙権が無いので最近まであまり都知事選に興味がなかったけど、だんだん興味を持っていかなくちゃいけないと思い、色々調べることにしました。今回でさらに興味を持つきっかけとなったので有意義な時間となりました!(1年)

◆自分は東京都民なので、投票権を持っています。今日の授業でグループで話し合いをして、テレビを観ていると小池さんと蓮舫さんの二項対立になっていて、連日この2人を主に放送しているので、その時点で選挙の平等が失われているのではないかと感じました。また、石丸さんはSNSを活用して主に若者層の心を動かしている印象ですが、若者の投票率は低いのでそこがどう影響してくるかは見ものだと思いました。(3年)

◆先程誤って提出してしまったので再度提出させていただきます。都知事選については小池さんがかなり有力であると感じます。もちろん今まで都知事をやってきたこともあるが蓮舫さんをはじめとした他の立候補者に対し際立っていいと感じる部分が少ないからです。石丸さんは安芸高田市の知事であったことやSNSを利用していることを知っている人からは知名度もあるがまだ知名度も低く政策も響かない人が居ると思います。若者が政治へ関心を少しでも持つのに今回の都知事選は少しは有効的だと思います。(3年)

◆今回の講義では都知事選挙が近いということでグループで意見交換をしました。5人のグループだったのですが、有権者は私1人だけでした。56人というかなり多い人数が出馬しているにも関わらず私たちが把握している人は小池さん、蓮舫さん、石丸さん、ドクター中松くらいしかいないのが不思議だという話題が出ました。他の50人くらいの人はSNSでもテレビでもあまり見かけないのは何故なんだろうと思いました。また、数十年前に比べて変な人が増えたとも思います。私は田母神俊雄の公約が都民税を安くするというものだったのでこの人に投票しようと思うとグループのメンバーに言いました。(1年)

◆自分は神奈川県民だから投票権はないが日頃からニュースになっているため都知事選には関心があるので日々使っているSNSとかを使って情報を得ていきたい。(2年)

◆今回は東京都知事選について話した。近年こういった選挙活動期間中にフェイクニュースやディープフェイクといった悪質なデマが流れています。こういった情報が噓なのか、本当なのか正しい視点を持つことが重要だと感じました。また、どの候補者が立候補しても都民のためになるような都政にしていただきたいです。(3年)

◆私は選挙には行きますが、主にインターネットで楽をして情報を得ていました。しかし、インターネットにはフィルターバブルなどの問題点があり、また、テレビでは視聴率獲得のために番組による情報操作があるので、偏った情報しか得られないと今回わかりました。グループで話をしたときに、実際に街頭演説に足を運んでいる方がいて、私も街頭演説を聞きに行ってみたいと思いました。(2年)

◆グループワークの際に、インターネットでの選挙戦が盛り上がっているという内容が書かれたプリントが配られた。ただ、インターネットで盛り上がっていてももともと政治に興味のない人は見ないし、盛り上がっているという感想は持たないと感じた。また、それを目にする機会がある人でも、バラエティや他のショート動画と同じ程度に楽しんだら批判したりしているだけで、投票にはつながらないと考える。若者の関心を「投票する」ところまで持っていくのであればまた別の施策や盛り上がりを促す必要があると感じた。その点で、オンライン投票には賛成である。スマートフォン世代の若者には受け入れやすいからだ。デバイスや電話番号ではなく、マイナンバーカードを紐付けで投票すれば、不正はかなり軽減されると考える。(3年)

◆今回は50人以上立候補きており、実際に50人の情報を全部知っている上で投票する人は少ないのではないかと言う意見が出た。ネットやテレビで注目されている人の情報だけが頭に入り、自分から調べたりしなければ全員の情報をしっかり知ることはできないと思う。
 また自分自身でもあるが、政治への興味が全くなく選挙に行く若者の比率もまだ少ないということも改善しなければならないと言う意見が出た。(3年)

◆都知事選についての意見交換で、私は選挙や出馬している人についてよく分かっていないなと思いました。この人がこの公約を掲げてるといったことだったり、どんな都や県にしたいといった考えを把握することが、自分の国や街を良くしていくためには必要なことなのかなと考えます。この授業でも議題となった石丸さんは、切り抜きなどでYouTubeショートやTikTokに出てくることがあり、少し知っていて、話し合いでも石丸さんについての話はみんなそれぞれの話が広がったなという印象があり、若者のネットの力というのはすごいものだと改めて実感しました。しかし、話し合いの中でも出たのですが、テレビでは小池さんや蓮舫さんが取り上げられていて、あまり取り上げられていないという点から考えると、テレビというのは投票率の高い年齢層が上の方々がよく見る印象があり、それにより結果的にテレビで取り上げる効果の方が大きくなってしまっているのかなとも考えました。(3年)

◆ 私は都民ではないが今回の選挙は注目していたため、意見交換はとても興味深い時間だった。私は普段、どのような規模の選挙においても、選挙に関する情報や候補者の意見は、テレビや広報、街頭演説などから仕入れているため、今回の授業で、選挙の主戦場がネットになっているということを知りとても驚いた。ネットやSNS上の情報ではやはり偏りが生じる傾向にあることから、公平性の高い情報源をチェックすることが大切だと思う一方で、ネットがますます主流になる中で従来のメディアに固執しようとすることはナンセンスだと感じるので、ネットの使い方や情報リテラシーを身に着けることが大事だと思った。また、今回の選挙についてテレビニュースでチェックすると、56人もの立候補者がいるにも関わらず注目を集めている人は決まっていて、その放送の仕方が世論を傾けているのではないかと感じている。テレビは公平・中立な報道を心掛けるべきメディアなはずなのに、これはそうとは言えないのではないかと思ってしまった。(4年)

◆一緒の班になった方の話で、地元の選挙では、長い間市長を務めていた年配の男性を抜いて、女性の方が票を獲得して市長に選ばれたというものがありり驚いた。市民みんながわざとその男性に投票せず、市長を変えたいという思いでその女性に投票したと聞いて、なるほどと思った。政治が絡むことに関しては物事は変わりにくいと思っていたが、意外と簡単に変わるんだなと思った。また女性が選ばれたというのも印象的だった。もしかしたら今回の都知事選でもそのような逆転が起こるかもしれないと思った。また都知事選ではメディアによる情報操作により二人の立候補者が対立しているという構図を際立たせているというのかもしれないという話を聞いて、そのような発想はなかったので驚いた。それを行うことによるメリットは何だろうと思った。こんなところにもメディアによる情報操作が隠れていることは怖いと思った。やっぱり自分で複数のメディアを比べたりすることにより情報を吟味することが大事だと思った。(1年)

◆都民ではないので、都知事選について議論する場は新鮮だった。(3年)

◆東京都に住んでいないので、深く都知事選について考えたことがなかった。
 SNSを積極的に使って選挙活動を行うことは若者のがよく見てくれるというプラスの面があるが、誹謗中傷も広がりやすいという懸念点があると考えた。(3年)

◆なんとなく小池さんと蓮舫さんのどちらかかなという印象がある、という話になり、その際これはメディアが小池さんと蓮舫さんの二大巨頭対決のように話すからであって、石丸さんや田母神さんなど他の候補者もいるのにこれではメディア操作されているという意見が上がりました。これまでそんなに深く考えていませんでしたが、私も知らず知らずのうちにこの2頭対立だろうと感じていたため、メディア操作の恐ろしさに改めて気づきました。(3年)

◆自分の班は有権者が一人もいなかったが、今回の選挙は状況が荒れているという印象があるという意見が出ました。
 選挙運動の媒体もテレビなどだけでなく、SNSに焦点が大きく変わっていて、自分たちの班の人もテレビではなくSNSを見る人がほとんどということで活動の媒体も状況や時代に応じて変えていくことが大切だなと感じたし、そうしないと若者の投票率も上がっていかないしとにかく変化をもたらすことが重要だと思いました。
 そのような点で考えると石丸さんのTwitter等を使った宣伝や意見交換はとても良い取り組みだなと思いました。(1年)

◆本日の講義ありがとうございました。
 久しぶりの講義内での話し合いで楽しく会話出来ました。都知事選に関しては、いよいよ投票日がもうすぐなのでどのような結果になるのか自分は投票が出来る訳では無いですが、しっかり見届けたいなと思います。(3年)

◆私たちのグループには都民がいなかったため都知事選について深く話せる人が少なかったのですが、やはり少し風変わりな立候補者が多いというのはみんな共通して抱いている意見でした。またこういった知事選などの盛り上がり方から見て、今は衆議院選挙などの国会議員選挙よりも地方自治に期待するほうがおそらく日本は良い方向に行きそうという話もしました。国の政策はうまくいっていないものが目に入りやすいですが、それに対して地方政治は成功例や透明性が国会よりもあるからです。

鈴木先生の記事を読んでからはネットの戦略について話し合いました。以前から衆議院選などではネット、youtubeに広告を出している党も多かったように見受けられますが、身近な人の反応を見るに興味関心はなさそうでした。インターネットを使えばよいということでなく、影響力や話題性などを生かして、個々人にSNSで共有してもらうという盛り上がり方が今回の選挙でネット動画が盛り上がっている理由の一つなのかなと考えられます。そして若者中心のネットで加熱したからと言って全員が支持しているということではないことをしっかり頭に置いておくべきだと思いました。インターネットだとテレビに出演している方や、街頭演説を中心に行っている方よりもアンチは増えそうで、ネットだからあることないことの拡散力が高いのは選挙の場がネットに移っていくうえでの懸念点なのかなと思いました。

また、ネット中心で盛り上がった政治家が当選するためにはまだ時代が追い付いていないと考えます。現在では投票率が高いのは高年齢者層で、彼らはSNSよりもテレビを見ます。テレビではSNSで話題になっている方とはまた別の候補者を主に報道しています。もう少し先の時代ではテレビに影響を受けやすい有権者と、SNSに影響を受けやすい有権者がいい感じの投票比率になって、より正当性の高い選挙になっていくのかな?と思います。(3年)

◆ 都知事選では、だれが当選しても、迷惑が掛からなければいいかなという印象しかないです。(3年)

◆私自身はテレビなどでしか都知事選の情報を得られてなかったため、勝手に小池氏と蓮舫氏が2強だと思っていましたが、それもまたフィルターバブルにかかっていたのだと気づきました。ネット情報を巧みに使い若者のの支持を集めている石丸さんや他の有権者について調べるきっかけにもなったためとても有意義な時間でした。都知事選に生かしたいです。(3年)

◆街中で東京都知事の選挙ポスターを見かけることがありますが、中には選挙ポスターとしてふさわしくないものを見受けられました。
また、YouTubeでの政見放送では、内容がふざけていたり、コメント欄が荒れていたりすることもありました。
そのため、都知事選においてのポスター掲示の規制と出馬の条件の厳格化が必要だと思いました。

グループでの話し合いでは、選挙の情報源が主にスマホからであることが分かりました。
そのため、フィルターバブルやエコーチェンバーに注意する必要があることを話し合いました。

しかし、最近の選挙の戦場は主にインターネット上へと移行してきています。
選挙の情報をインターネットで得て、興味関心を高める上では非常に有効だと思いました。私は都民ではありませんが、政治の動向に関心を持ち続けていきたいです。(1年)

◆テレビは小池さんと蓮舫さんをおしていて、ネットでは石井さんの情報が多い印象があると言う話が出ましたが、今回の選挙ではネットかテレビかどちらが影響力が大きいかの選挙になるかもしれないなと感じました。(4年)

◆自分は東京に住んでおらずネットで都知事選にまともな公約を掲げて立候補していない人が多く参戦し荒れているとの話を聞いたぐらいの認識でした。しかし今回を機に考えたり意見交換する場が設けられグループの中で東京に住んでいる人が減税を訴える田母神さんを支持しているという話を聞けたり結局ネットで誰が騒がれようとその内どれだけ若者でありどれだけ投票権を待っていてどれだけ選挙に行くかということを考えるとネットの影響力はまだまだなのかなという自分の意見を出せたりできて有意義な講義になったなと思いました。また配られた資料から再びネットリテラシーについて再認識できたのも良かったです。(3年)

◆今回の都知事選について自分にはない意見などが聞けたので非常に有意義でした。石丸市長であったり、都知事選の政見放送など話題が尽きず、面白かったです。特に政見放送ではある意味売名目的の炎上商法と捉えられるような放送もありしっかりと投票する必要が個人的には再認識出来ました。(4年)

◆自分は都民ではないので投票できないのですが、今の時代はSNSなどで選挙活動ができるようになり普段からその情報が入ってきて興味を持っています。石丸市長を自分は推しているのですが他の人の話などもYouTube見れるのでこれからも興味を持って情報を集めていきたいと思いました。自分の市町村の選挙も市民の権利を順番に発揮して投票していきたいと思います。(1年)

◆視聴者の年齢層が高いテレビは、小池氏と蓮舫氏の放映に偏り、 SNSでは石丸氏の関連動画で溢れている。そのため、今回の都知事選は高齢者と若者の戦いであると考える。ただ、選挙に関心の薄い若者が多いため、高齢者に分があるといえる。また、50数名の候補者がいるにもかかわらず、小池氏、蓮舫氏、石丸氏、田母神氏の映像ばかりが流れるのは考え方に偏りが現れる要因であるため、テレビの在り方に問題があると感じた。(3年)

◆都知事選についてチームで意見交換した際、「テレビでは小池さんと蓮舫さんの対決を視聴者に煽るようにしていてるが、そうした報道自体が偏っていると感じる」という意見が出てきた。続いて、「最近の若者はテレビではなくネットから情報を得るため、snsを上手く活用している石丸さんには若者世代からの投票を集めると思う」という意見も出てきた。ただ、若者世代のようにネットばかりを観ていると他の候補者の情報が手に入りにくくなる。同様にテレビで情報を得る高齢者世代にもそれは当てはまる。だからこそ、「フィルターバブル」や「エコチェンバー」から抜け出して、色々な媒体で情報を得るべきだと思うと感じた。(4年)

◆今回の授業で都知事選挙について議論を行いました。私は中国から来た留学生な ので、都知事選挙に対する関心が薄いです。グループ内でも都知事選挙に関心を 持つ人は少ないのですが、YouTubeで候補者が自身のバックグラウンド、政策、 ビジョンを紹介する動画を時々見ています。選挙におけるソーシャルメディアの 活用は、候補者が有権者と直接コミュニケーションを図り、メッセージを効果的 に伝えるための重要な手段となっているという認識は、グループ内で共通してい ます。 また、私は政策効果の分析に関する研究を行っているので、選挙動画の各投稿の エンゲージメント率、視聴回数、クリック数などを分析し、どのコンテンツが効 果的かを評価することで、選挙活動の効率と影響力を大幅に向上させることがで きると考えています。 最後に、グループ内では最もソーシャルメディアを活用している石丸さんを支持 する人が最も多いです。そのため、ソーシャルメディアは、候補者の知名度を高 め、有権者との関係を強化するための強力な手段として認識されています。今回 の授業を通じて、中国出身の私にとっても、選挙の魅力を感じることができまし た。(大学院)

◆みんなの意見を聞けて、みんなそれぞれで、とても面白かったです。(1年)

◆都知事選については候補者がどうというより、都知事選の仕組み、それを報道するメディアに視点を当てて意見交換しました。50人もの候補者がいてその内本当に東京都を良くしようと思ってはいなさそうな人も多く、何かしらの形で制限をするべきとも思いましたが、日本の選挙制度に裏の操作が無く、平等であることを維持するためにはこのような候補者を受け入れる必要もあるといった意見も挙がりました。(3年)

以上、30人。

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