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映像15「なぜペンをとるのか~沖縄の新聞記者たち」を教室で見る 水曜4限⑫

7月6日水曜4限の「ジャーナリストの技術」の第12回、横浜こどもホスピスプロジェクトのニュースレター発送作業のお手伝いをするボランティアを予定していましたが、3時限目の授業で作業が終わったため、各人がネットで視聴する予定だったMBSの番組、映像15「なぜペンをとるのか~沖縄の新聞記者たち」を教室で見ることにしました。
<第12回の授業は、MBSの番組、映像15「なぜペンをとるのか~沖縄の新聞記者たち」を見ました。感じたことを書いてください。>

【2年】
◆ジャーナリストの方々がどんな気持ちで取材しているのかが形として見えました。
辺野古移設に関しては、沖縄の地理の関係上軍の施設はないといけないと思いますが、現地の人たちからしたら、生活に支障が出るものだと思うので、反対する気持ちもとても良く理解できます。だから、市民の声を大きく取り上げる地元紙の存在はとても貴重なものだと思いました。この地元紙がなくなることで、市民の声を効果的に届ける媒体がなくなると思います。
良い例のジャーナリストのあり方を見ることができ、その姿を見てメディアのあり方について再度考えることができました。

◆人々が冷静で正確な判断をとることができる裏側には、新聞記者の方たちが頑張っているのだと分かりました。真実をより分かりやすく伝えようとする信念、また平和を願う気持ちを強く感じました。

◆私は今回「なぜペンをとるのか~沖縄の新聞記者たち」を視聴して、新聞記者の阪口彩子さんの話の中にあった「体験したことを語り継いでいかなければならない」という言葉がとても心に残りました。なぜならその人たちが体験したことから感じたことや学んだことなどの大切な記憶は、誰かの口や文から語り継いでいかなければ忘れられてしまうものです。それを新聞記者の方などが語り継いでいくことによって後世に記憶を形として残すことができ、忘れられないものにしていくのだと思いました。
今回の授業を受けて新聞記者の人が伝えたかったことや沖縄の歴史を学ぶことができて、とても良かったです。

◆私は沖縄に行ったことがありません。そのため沖縄と聞いても全く親しみがないからか日本列島に属していながらどこか他国のようなイメージが正直あります。しかし、今回の番組を見て、沖縄戦を風化させないこと、戦争をしてはいけないことはもちろん、未だに残留している米軍や70年経っても被災地の方の傷は癒えないことなど、日本国民として向き合わなければならないと感じました。

◆沖縄の現状について知ることが出来ました。琉球新聞で情報を伝えようとする姿勢が素晴らしいと思いました。アメリカ軍が練習することは沖縄市民に危険を及ぼすので無断で行うことは禁止されているにも関わらず無断で練習していたのがこの番組内で知りとても驚きました。新聞から情報を得ることは少ないですが映像を見る前と後では大きく変わり新聞に興味を持ちました。

◆沖縄が過去にどんなことがあったのか改めて知らされる内容だったと感じます。そんな中で先頭をきって動いていたのが記者の方でどんな思いで仕事に向き合っているのかが分かりました。沖縄で起きていることを今の現状としてしっかり考え政府側が積極的に動くというのも大事なことなのではと思いました。

【3年】
◆沖縄の米軍基地について報道されていて、沖縄世論への苛立ちなどが見られる。報道とは何なのか、何のために行われるのか考えさせられる番組である。ジャーナリストとしての立場になった時にどういった記事を作るのか、取材をするのか、そしてどのように地域に密着するのか考えることができると思う。

◆「なぜペンをとるのか〜沖縄の新聞記者たち」をみて
沖縄の人々が感じていることとして「自分たちはマイノリティ(少数派)だ」ということが挙げられる。故に、声を上げ、行動に移し、主張し続けている様に感じている。沖縄の特徴として「米軍基地」の多さが挙げられるが、米軍基地があることで生み出されている光と闇の部分があるはずだ。しかし、この映像を見る限り闇の部分しか切り取っていない。すると当事者ではない本土の人間がこの映像をみると沖縄や沖縄の記者たち対してイメージが闇の部分のみに集中してしまうことが懸念される。もちろん、米軍基地があり日米地位協定が変わらない限り島民の不安や怒りは収まらないし、米軍基地問題の批判は続くだろうが、米軍基地があることで成り立っているお店や基地の人々との交流が日常となっている島民もいるのであり、光と闇のどちらかのみを切り取るのではなく、どちらも切り取ることが必要なのではないかと感じた。

以上、8人。

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