ありがとうシャニマス2023 〜プロモーションと実在性のあいだで〜
ありがとうシャニマス。2023年は激動といえる年でした。
今思えば、2022年は安寧だったのだ。
「虹が揃った」と明言され、シャニマスはシャニマスで在り続けて。間違いなく、去年も私はシャニマスを摂取し続けていた。
大きな動きがなかったのは、迷いがあったのかもしれない。
結果的に、シャニマスは強引にでも前に進めることを選んだ。
ルカの加入とジ・エピソードにはその迷いと準備不足が見て取れる。
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あーやだやだ!メタい話やだ!
そもそもコメティック自体がどうみてもシャニソンに合わせて作られた新規向けの新ユニットで、制作側のプロモーション都合なんだから加入の理由なんて後付だろ物語的な必然性なんてないんだよとか!そんなこと!!ありえないんだよ!!!
だってシャニマスは現実だから!!!
そうだろ?(焦点の合わない目)
1.良かったコミュ
イベコミュでいえば欠かせないのはやっぱり『セヴン#ス』
嬉しかったなぁ……。ようやく、という感慨も強い。
『セヴン#ス』では美琴が歩み寄り、『not enough』では見上げるばかりだったにちかが少し身近に美琴を置いた。
俺たちがライブで先取りみたいに幻視しているSHHisのパフォーマンスに繋がるのがそう遠くないことに思えた。
個人的MVPは『ワールプールフールガールズ』。
長い。さらには要素が多いので咀嚼に時間がかかる。
でも、全部良い。ずっと良いが最後まで持続する。
良さの種類としては『明るい部屋』が近いかも。
そして着地はあまりにもノクチル。見事。
・『光と夜の音楽、またはクロノスタシス』
泣いた。4んだ。刺さりすぎた。
そうはならないとしても、
そうあって欲しいと願うんだ。
・【ノー・ライフ】三峰結華
trueでにやにやしてしまったので。負けを認めるぜ。
ガチャ演出好き。撃ち抜かれたぜ。
・【ダ・カラ】樋口円香
二次創作かな?
・樹里STEP、咲耶STEP
必修科目。
・【裏声であいつら】浅倉透
トオマノ!?コウシキ!?内容があまりにとおまのすぎてデジャヴすらあったよありがとう!!!!あさあさコミュも浅倉透のちょけ方って感じで良かった。
・はるきWING
小型犬だ〜かわいいね〜。どうみてもPラブではないんだけど二次創作のスパイスとしてPラブを加えると急に性癖にガン刺さりするのではるきの二次創作がめちゃくちゃ好き。
2.良かったイラスト
【カラーズキャッチ!】小宮果穂
【夜はなにいろ】浅倉透
【こころレイヤリング】八宮めぐる
【◎もちもちよこ◎】園田智代子
【とキどき間氷期】七草にちか
【DE-S!GN】市川雛菜
【Boiling Sky】芹沢あさひ
3.ライブ
・5th
BD届いたので見返しているが間違いなく過去最高のライブだったと思う。長らく3rd千秋楽に心を奪われたままだった私はついに現代に戻ってこれた。
和楽器H&Aに始まる特殊演出が全て良すぎたし、やはり2日目の『光のdestination』は格別。
物議を醸した部分については大体記事に書いたが付け加えると、否定的な意見は現地>>>配信の人から出ているように見える。
私はシャニマスにハマるまでライブを見ることも現地にいくこともなかった、また入った時期がコロナ禍であったため、いまだに現地と配信が等価値に感じている。
現地でしか得られないものがあるとわかっているので現地にいきたいと思うが、同時に配信の俯瞰的な映像でも現地の主観的な視点では回収できないものがあると思っているからだ。
私にとって現地の本当のメリットはアーカイブ配信を見ることで両方を手に入れられることにある。
シャニマスライブでは有観客であっても配信に力が入っているのは明らかだし(カメラ目線演出とか)、MDとか私と同時期に入った人は割と感覚の近い人は多いんじゃないだろうか。それが5thの評価の割れ方に影響している気がしている。
・我儘なまま
コンセプトがわかりやすく、ソロはどこかでもう一度やってくれと思っていたので良かった。地味に陽星月曲も全部好きなのでもっとやって欲しい。色々な救済を含むことは察していたけども、それを新規CPとして公式が提示してくるのは目から鱗。まのひなは真乃×メガネなのもあるが真乃の湿度が高いのが個人的に激アツでした。
・5.5th
ごーてんごす。
要約するとお米歓迎会だったわけだが、追加組が加入時衣装だったのはエモくていいね。ヒラヒラSHHisが振りが激しいのもあってすごいヒラヒラしてて良かったです。あとサンセットスカイパッセージサイコー!なのでノクチル着てるの久しぶりに見れて良かった。
4.シャニアニ
表立ってはポジティブにしていたけど正直なところ3DCGアニメに疑心感が拭えず全然期待せずに観にいったらめちゃくちゃ良かった。けどSNSの反応とかを見る限り期待値高めでいった人には微妙だったのかなという印象。
まぁ確かに「シャニマスの3DCG」としてはいい出来だが、「シャニマスのアニメ」と銘打たれているのが複雑な心境で「好評だったので今後のシャニマスのアニメは全部3DCGです!」と言われたらちょっと待て作画も見たいむしろどっちかといえば作画の方が見たいというのが本音。
ここは見たら変わるかと思ったら変わらなかった部分で、それを考えるとシャニアニが素晴らしいクオリティなのは間違いないがあくまでそれは3DCGの範疇で、その枠を超えて満足させてもらえるほどじゃなかったのかなと思う。
何にせよ『Catch the shiny tail』をやるのであればそれは紛うことなきシャニマスだ。とても楽しみで絶対に観にいく。
5.シャニソン
音ゲー巧者ではないのでぼちぼちやっている。音ゲー部分だけでいえば最高点を付けそうなくらい楽しんでいて、MVモードもそうだし単純に叩いていて楽しい譜面が多い。
一方でカードゲーム部分は可能性を感じつつもかなり荒いバランスの印象で音ゲースコアのためのプロデュースをやるに留まっているしチャレンジツアーも触る気になれず触っていない状況だ。
なおリリースにあたって友人に布教したところ3人がインストールしてくれたが、内2人はカードゲーム部分で離脱。悲しい。
新規向けであろうコメティックのデッキが初心者向けじゃなかったのは悪手だったのでは。(実際にルカ~♡の友人が撃沈したので)
6.ルカとコメティック
「斑鳩ルカはユニットを組みます!」と最初に聞いた時のイメージと違って、あくまでルカひとりと、羽那とはるきのふたりという描き方をしていく気なんじゃないかと直近の動きを見て感じた。全ては年始のイベントによるところだが、なんかしっくりきてしまっている。
『線たちの12月』での灯織がそうだったように、不器用なまでの懸命さがルカの琴線に触れる鍵なのであれば、それに似たものを有しているピッカピカの新人であるふたりはルカに影響を与えられるのかもしれない。
■総括
シャニソン、シャニアニのでっかい供給で大満足の1年だったことは疑う余地もない。
しかし、去年”停滞”と感じた部分を打ち破ってくれたかといえば……正直微妙!
5thにかけての『セヴン#ス』〜ルカ加入までは大きく動きがあって良かったが、ルカWING自体は現状ルカが抱えている問題点をうすーく引き伸ばしたような内容だったし、下半期はシャニソンシャニアニで過去を振り返る半年になり、シャニマスの良さを再認識して余計にルカ関連が放置されていることにヤキモキしていた。
283プロとして羽那とはるきの加入という大きな変化があり、コメティックという同じユニットであることから彼女たちの加入がルカの変化に繋がっていく兆しは感じつつも、新規加入である以上まずは彼女たち個人の物語を描く必要があり、それが余計にルカを放置しているように感じてしまった。
つまるところ年明けの『no/ode』に全てが掛かっている。頼むぞ!!!
マジで……本当に……良い新年《no/ode》を!!!
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