シャニマスに関するいくつかの邪推 ~ありがとうシャニマス2022~
ありがとうシャニマス。2022年も楽しかったです。
イベストでいえば『#283をひろげよう』に始まり、『アフター・スクール・タイム』、『YOUR/MY Love letter』、『天檻』、『モノラル・ダイアローグス』等々、鬼のようなラインナップを『線たちの12月』が締めくくり、
STEP編では過去から殴られるかと思いきや、過去を見ることでむしろ未来から殴られたり、もちろん新規カードも「絵……うま……」となるイラスト、心を打つコミュの連続でした。
リアルイベントだって、4thのお手紙演出は記憶に新しく、SETSUNAもMUGENもライブとしての楽しさが追求されていた。
そもそも惚れた弱みだ。多少の悪いところは愛嬌にすら思える。
実装時あれだけストレスフルだったフェスツアーズも、調整の末に普通にゲームとして面白くなるというミラクルが起こっているし、エンドコンテンツのグレフェスにも次々と調整が入っているし、
トワコレもグレフェスに興味のない人には限定とあまり変わらないので騒ぐほどではない(この擁護にはさすがに無理がある)。
全部、大した問題じゃない。
だってそんなん『YOUR/MY Love letter』でお釣りがくるから!!!!
他の最高コミュも全部上乗せでプラスに決まってるよなァ!?!?
シャニマス最高!!!ありがとうシャニマス!!!
という去年までと同じ感情の運びで締めたい……と思ったのですが……
今年はどうにも心に突っかかるものがある。
だから、それを吐き出すことで2022年の書き納めとしたい。
1.『停滞』について
おそらく大体のシャニPが何かしらの感情を持っているSHHis並びに283プロと斑鳩ルカのストーリー進行について。
SHHisの加入から1年半が経った。だというのに、これらの物語は風呂敷を広げるばかりで、大きな進展はない。
こういってしまうとSHHisガチ勢の一部からは「オマエは何を見てきたんだ!少しずつ進んでるだろうが!?」とかお叱りを受けそうなものだが、少しずつ進行していることにはYESと答えようと思う。
けれど、あえて『停滞』と表現しよう。
だって
ノーカラットの時も!感謝祭の時も!!モノダイの時も!!!GRADの時も!!!!
俺は!!!同じ感想を持ってた!!!!
な、なにを…
「少しだけかもしれないがSHHisは前に進んだ」だろ!!!
短いスパンならまだしも、1年掛けて小出しされたのが同じ感想を持つ物語というのは、『停滞』というべきではないだろうか。
2.『停滞』についての邪推
メタい話をします。
私は本来ならシャニマスに関してメタを一切持ち込みたくなくて(ライターが〜とか)、フラットにシャニマスの実在性とかに溺れたいのだけど、この件に関してはこれをやらないと感情の落としどころがなかった。ごめんシャニマス。
『停滞』、つまり終わらせられないのは、終わらせられない理由があること。
シャニマスがいわゆるソシャゲであることを考慮に入れると、まぁありきたりな原因にいきつく。
それが、『ソシャゲのメインストーリー進まない問題』である。
どういうことかというと、当然だがソシャゲは運営上の問題がない限り、つまりはサービスの終了に至らない限り、終わらないものである。
対して、物語は進んでいけばいつか必ず終わるものだ。
起承転結、ある意味では終わりを迎えることで物語は完成し、終わっていなければ未完成ともいえる。
ところが、前述した通りソシャゲというのは"終わらない"ものだ。
もし"終わって"しまっても"終わらない"
この問題に対する解答は、大きく2つに分けられる。
a."終わらせない"か、
b."終わらせて"もう一度始めるか、だ。
前者はサイドストーリー(イベント)で無限に時間稼ぎする方法。
後者は簡単にいえば『第1部完』。『第2部』に入ったソシャゲを見たことをある人も多いはずだ。
シャニマスに話を戻そう。2022年、シャニマスはことSHHisのシナリオにおいては、aに徹していたように思える。
重要な情報を小出しにして話題性は出しながら、全体としては牛歩のように遅い進行。正直、やり方としてはかなりうまい方法だと感じる。
だとしても、1年半……。1年半だ。どんなに気の長い人でも、そろそろ焦れてくる頃合いだろう……。
そろそろ許してくれないか?(本音)
ずっとしんどいのは、しんどい。
ちなみに。SHHisのサポカは普通にわいわい楽しい話も多いので、辛い展開に疲れてしまった人はこちらを読むことをオススメする。
3.もう一度始めるには
さて、次に出てくる疑問は
b."終わらせて"もう一度始める
シャニマスが、こちらの選択肢を取らないのは何故なのか、ということである。
結末が決まっていない?
いや、通常の越境イベとして出した『アイムベリーベリーソーリー』に『モノラル・ダイアローグス』の伏線仕込んでくるようなシナリオ班がそんな初歩的なところでつまずいているとは考えにくい。
であれば、問題はその先にある。
終わらせるなら。
もう一度始めなくてはならない。
第1部を終わらせるためには、先に第2部を用意する必要がある。
そしてSHHisの第1部を終わらせるために必要なのは、SHHisの第2部だけではない。
SHHisを通じて283プロの物語が進行している以上、283プロの第2部ひいてはシャニマスの第2部が必要になる。
つまり、2022年は第2部への布石を打つ年だったのではないだろうか。
既に発表されている5thライブの意味深なタイトル『if l_wings』。
さらに名称から”翼”を失った次期CDシリーズ『“CANVAS”』。
不穏で、怖くて、心配だ。
でも、シャニマスが大きな転機を迎えるなら、SHHisも転機を迎えるはずだから。
変化が幸福に繋がる、そんな2023年を期待しています。
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