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nitsubonome
さらけ出してない。僕って何がしたかったんだっけ
双極性障害と診断されて一年半が過ぎた。
その間、何があったのだろうと考えていたら、焦りを感じた。
僕は普段、税理士事務所でアルバイトしている。
その理由は簡単だ。
信用金庫をやめた僕に声をかけてくれたのだ。所長が親戚だった。それだけの理由だ。
アルバイトは上手くいかなかった。事務所の人と話すことができなかった。周囲に溶け込むことができなかった。
そんな自分に嫌気がさす。誰にも話しかけることができない日々が続いた。そんな調子で仕事が覚えられるはずもない。
もう二十代も半ばだ。
大切な時間は毎日のバイトで疲れ果て、やるべきこともやれていない。余計焦る。
つい先日、大学の部活仲間が結婚した。
僕を置いていかないでくれ。
僕は周囲の早さについていけず目を回しているうちに、自分がどこに立っているのかすら分からなくなってしまったのかもしれない。
夢中になれることを見つけた。それは小説を書くことだ。けれど、叩きのめされる。
「おもしろくない」
誰かに言われたわけじゃない。そんなにみんな暇じゃない。自分で思った。これはつまらない。
僕の昨年の4月の記事には「自分の文章を好きでいる」と書いてあった。
今の僕はそれができているだろうか。
書いている小説が面白く無くて、自分の文章を嫌いになりそうになってはいなかったか。
きっとそうだ。面白くなければなんの意味もない。誰かに読んでもらうにはまず面白くないと……そう、思っていたんだ。
けれど、毎日は淡々と過ぎていく。
劇的なことは起こらない。
生活が待っている。
結局、毎日をしっかりと生きる。それしかないのだ。
一年前の僕を嘘にしないために、やれることをやろう。書けることを書こう。
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