将来の夢が向いていない貴方に
突然だが、私は作家になりたい。文字を書いて生きるのが夢だ。
私はこの何ともおおざっぱでつかみどころのない夢を友人や両親にたっぷりと語り、その度にみんなは無条件で応援してくれた。
そんな私に起こった「将来の夢、向いてないよ」事件についてお話しよう。
それは大学からの帰り道のことだった。授業が終わり帰路も同じだったとある友人(ここではBくんとしよう)と、他愛のない会話をしながら駅に向かっていた。
その友人は最近とある悩み事のせいで疲れが取れないのだそうだ。ただ、じっくりと彼の