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【独自取材】コロナ禍の母親 減る育児サポート、増す負担(3,076字)

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「子育てを”不要不急”と思わないで」という悲痛な叫び。
感染対策で子育てサポートは削られ、周囲への遠慮は増してゆく…
孤独のなか負担を抱え込む「コロナ禍の母親」を取材します。

「コロナ禍」の収束が見通せない2020年初冬。
感染者数や経済情勢といった数字がメディアにひしめく一方で、可視化されづらい声も存在します。その一つが、子育て中の親たちの苦境です。

コロナ禍で縮小される育児サービス。頼る場所を失った人達はいま何を思い、何を求めているのでしょうか?
今回ご紹介するのは2児の母・Aさん(30代)を襲った環境の激変、そして重なる心労。
報道に埋もれた現実を伝えます。
【なお取材は電話形式とし、感染拡大防止に配慮しました。】

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※3コマ目からは有料エリアで閲覧頂けます

▶頼れる身内なく

11月上旬、都市部では相次いで陽性者の急増が報じられました。
筆者の住む大阪でも11月10日に3ヶ月ぶりの200人超え(※1) 。第三波の様相を呈するなか、今回の取材となりました。
Aさんは最近2人目を出産。夫と幼い上の子を合わせた4人暮らしです。どちらの実家も遠方で、すぐに頼れる身内はいません。
公的な育児サポートと地域のつながりを支えにしてきたAさんは、下の子も同様に育てたいと考えていました。

▶行き場も無くなった

ところが、コロナ禍は環境を一変させました。

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