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自民党総裁選/外国人労働者政策展望

こんにちわ。
日本国内は先に行われる自民党総裁選が報道の主を占めてきております。このコロナ禍で行われる自民党総裁選、そしてその先の衆議院選挙は、これから先10年の日本の未来を占うと言っても過言ではないでしょう。

自民党総裁選に立候補された河野太郎氏が、出馬記者会見の質疑応答において、日本の外国人労働者政策に触れました。
非常に注目的な発言のため共有しておきたいと思います。

(記者質問)ー河野大臣は人権を重視されるということなんですが、日本の対外的な批判として在日外国人に関する人権というのが批判されています。先ほども入管の問題が出てきましたが、たとえば技能実習生制度がアメリカから現在の奴隷制だと批判されています。また一方で日本は難民鎖国、難民を受け入れない国として悪名が高い。たとえば日本の難民申請者や、日本に定着して日本に暮らして日本の社会にとけ込んでいる人たちをアムネスティ、つまり在留許可を与えて働いてもらう、技能実習生制度は廃止するとかいう考えはないか。

(河野氏回答)ー技能実習は問題の多い制度だと思っています。私が法務副大臣だったときの副大臣PTをベースに特定技能という新しい制度を作りました。なるべくそういう方向へ速やかに移っていく必要があると思っています。難民認定については様々な問題が実際、現場ではあるようです。そういう問題をひとつひとつクリアして、日本としても世界の中で責任を果たしていく必要があると思います。

出馬会見の全文はコチラから。

2019年に施行された「特定技能制度」に関しては、日本の労働者不足に対して外国人労働者受入れを開放する施策であり、日本建国以来、外国人労働者の門戸を大きく開いた施策であります。

この「特定技能制度」の施行は、実は2016年9月27日の日本経済新聞全国版の一面で切り開いていかれました。

この「特定技能制度」は「技能実習生制度」の代替策として施行されたと言っても過言がないと思っております。
その両制度が同じ日本国内で共存していくことは非常に無理があり、先のアメリカ合衆国からの人権白書においても、「技能実習生制度」を痛烈に批判され、再度の格下げ対応を取られた日本政府としては、何とか「特定技能制度」に一本化したいという気持ちは強いのではないでしょうか?

私の過去のブログを参照ください:米国務省の人権白書の発表を受けて

アフターコロナ、日本の経済活動の本格的再開に伴い、コロナ前同様、日本の全ての産業界は人手不足に陥り、その人材採用は外国人労働者採用領域に及ぶことは必然の流れにあります。
但し、コロナ前と大きく異なることは、2021年4月より日本国内において「同一労働・同一賃金制度」が全ての事業所に適用され、その適用は外国人労働者において同様に適用されるということになります。

現在、外国人労働者を非正規雇用とする日本人正社員との賃金格差は歴然としており、厚生労働省より公表されている令和2年賃金構造基本統計調査からも明らかになっております。

我が国日本は、古くより年功序列制度を維持してきた結果、学卒の初任給が事業所の規模に関わらずほぼ一定という社会構造を抱えております。

つまり、日本の雇用統計において、

高校卒業者:一律18万円スタート
大学卒業者:一律20万円スタート

という暗黙のルールが存在しているのです。

これを「技能実習生制度」(未経験者)、「特定技能制度」(3年経験者)と仮定して比較したとすると、

技能実習生
161.7千円 ⇒ 180.0千円
特定技能外国人
174.6千円 ⇒ 210.0~230.0千円

程度の格差の是正が今後影響されると考えております。

これを解決していく手法として、これからの外国人採用は「自社内製化」を適用することをおススメしております。
特に特定技能外国人の受入れにおいては、この「自社内製化」が非常に進めやすい制度になっていることがあまり認知されておりません。
日本の未来、アジアの未来を創造していくうえでも非常に重要な考え方であると思っております。

【プレスリリース1】
特定技能ビザ、海外人財支援団体として「企業内製化推進」を発表
~受入れ企業と海外人財の皆さんが安心・安全に採用、就労できる体制を支援します。~

【プレスリリース2】
【これからの外国人雇用は”自社内製化”】特定技能14業種の経営者に調査!そこから見えた実態と課題とは
~8割以上の経営者が外国人労働者雇用を“自社内製化したい”と回答~

9月22日(水)14:00~15:30ウェビナーのお知らせ

【こんな方におすすめのセミナーです】
・外国人材を採用する際に発生するコストを抑えたい
・自社だけで外国人採用から帰国までの一元化を図りたい
・外国人材の同一労働同一賃金の適用に困っている
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【本セミナーでは以下の情報を提供します】
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