見出し画像

2022.2.18 「農業参入」という「夢」の話

2月18日(金)
先日はそば屋を出す・・・という「夢」についてお話ししました。
今日は、もう一つの「夢」である農業参入についてお話したいと思います。
これは、「農業戦略」のゴールでもあります。


まず農業参入の目的ですが、原料調達の安定化ではありません。
次の4つです。

①原料でストーリーを作る
山間部の大きめの農地を借りて、誰が見ても「いい!」と感情に訴えられるロケーションを確保し、写真やドローンで映像化したものを宣伝広告に使います。
また、いろんな売り方や栽培方法でアイデアを出します。
例えば、ブルゴーニュワインのような畑の格付け(グラン・クリュ、プルミエ・クリュ・・・)をしたり、そば屋さんが自家栽培を謳えるシステムを作ったり、独自の栽培方法を考えてネーミングするなど、デザイナーともコラボしながら、ワクワクするストーリーを作っていきます。

②農業の核心部分を体感する
農業にどっぷりつかって、楽しさも苦しさも全てを感じられれば、そこに新しい発見が必ずあって、そういう体験によって、我々が蕎麦業界で勝ち抜いていくために必要なことが得られると考えています。

③育種や栽培の研究者とコラボする
現在までに、国内のソバに関わる研究機関、研究者といっぱい知り合いました。
こことコラボして、実際の農場での実地データを取る役割を担います。
これは蕎麦業界発展に寄与することにもなりますし、
それだけでなく、いち早く最新情報を知ることになるので、我々にとっても絶対プラスになると考えます。

④スマート農業の可能性を探る
これからの新しい農業を考えるために、情報通信技術を使って、先進的なそば栽培の挑戦をします。あるいは教科書を作るという感じです。併せて簡単に栽培履歴が作れるような挑戦もします。

以上が目的ですが、そのための問題点は大きく2つ
・理想的な畑を借りられるか?
・お金と人をどうするか?

ただ、収穫後の乾燥調整技術は、我々製粉屋のノウハウを活かせるので、うちの会社の退職された方々にお声がけして手伝ってもらえると、理想的な形ができるかもしれないと考えています。


今日は、農業参入という「夢」について語ってみました。

それでは本日もよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?