見出し画像

2021.7.16 「リスクコミュニケーション」が通じる社会に

7月16日(金)
山形市のコロナワクチンの予約が再開されまして、やっぱりワクチン頼みだなぁ・・・オリンピックには少し間に合わなかったなぁ・・・と感じています。

コロナに対する考え方は、以前の朝礼で「アクセル」と「ブレーキ」かという表現でお話をしました。
それから段々エスカレートしてきて、
「ゼロコロナ派」vs「ウィズコロナ派」
というような対立も生まれています。
いずれにしても、極端な意見の人たちが目立っているように感じます。

よく、2:6:2の法則なんて言いますが、仮に両極端な考えの人が2割ずついるとすれば、6割の人は普通に不満を言わないで我慢して生活している訳です。
政府の施策は、どうしても極端な人たちを意識したものになっていますが、一般の我慢している6割の人を苦しめる、不公平な施策にならなければと思っています。


で、今日は、極端なタイプの一つ「ゼロコロナ派」に注目したいと思います。
必要以上に怖がるタイプで、感染者0(ゼロ)を目指しちゃうタイプです。
もし、このタイプが全体の2割いるとしたら、うちの会社の売上が未だ2割少ないのも納得できます。このタイプの人をなんとかしないと、どんどんお店や会社が潰れていくことになりそうです。


そもそもこの問題は、日本に「リスクコミュニケ―ション」が根づいていない事が原因だと思ってまして、この「リスクコミュニケーション」の未熟さは、我々の食品業界でもかなり問題になっています。
例えば、農薬問題、添加物問題・・・。
「リスクコミュニケーション」というのは、世の中に「ゼロリスク」は存在しないという事を理解することから始まります。

さらに、「リスク」&「ベネフィット」の考え方も大切です。
例えば、「蕎麦」を例にとると・・・
アレルギーや菌数が高いという「リスク」と、美味しいとか健康になるとかの「ベネフィット」(利益・恩恵)を天秤にかけて、「ベネフィット」がはるかに大きいので、蕎麦は食べられている訳です。
「リスク」だけに着目したら、世の中に食べるものはなくなります。


これからの時代は、社会で「リスクコミュニケーション」が通じるように、食品業界の中の蕎麦業界から貢献していきたいと思います。


それでは本日もよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?